いよいよこの旅行もわりが近づいてきました。
思い残しのないよう、最終日は欧州好きさんと分かれて15時まで自由行動です。
私はヴェネツィアンガラスの工房を見に、ムラーノ島に行くことにしました。
そこでホテルのフロントに相談し、無料タクシーと見学可能な工房を手配してもらいました。
この街でタクシーといえば、ボートです。
ドライバーのLucaがムラーノ島まで30分ほど観光案内をしてくれました。
Luca: ヴェネツィアには120の島があり、400の橋があるんだ。
島々を移動するときは、ヴァポレット(水上バス)やタクシー(ボート)に乗るんだ。
こんな珍しい都市は他にないだろう?!
でんた:そうね。こういう交通システムをもっている街は初めてよ。
運河にはたくさんのボートがあるけれど、事故はないの?
Luca: 街の中は5km/hに規制されているから大丈夫さっ。
途中サンミケーレ島の近くを通りました。
墓地専用の島だそうです。有名な芸術家が眠っているそうです。
BISABZIO GALLERYでLucaとお別れです。
困ったことがあったら、電話しなっ
とケータイ番号を地図に書いてくれました。
さすが、イタリア男子
。
工房内で男性の人形を作るところを見せてくれました。
この人形は必ず男女一対で飾るそうです。
男性はカサノヴァ、女性は誰だかわからない(そのくらい愛人がいたそうな)
さてガラスは、Fontnn' Bleauという砂に炭素、カリウム、酸素を混ぜて
120℃に熱して溶かしたものを加工していきます。
1000年前から同じ工法で、一人前の職人になるまでに15年かかるそうです。
最初に芯となるガラスをつくり、その上に金やモザイクのガラスを重ねて発色させます。
それを吹いたり、ハサミで切ったりして人形の形にします。
工房を見た後、ギャラリーに案内されました。
花瓶、ワイングラス、ぐい呑みなどステキな作品がたくさん。
でも、お値段€8,000(≒880,000円)などお高めで、手が出せませんでした。
次に、ヴァポレットでブラーノ島に移動します。
ブラーノ島はレース編みが有名な島です。
また、漁師の島でもあるため、海から自分の家がわかるようカラフルに色を塗っています。
ここ数日来の景色と全く異なります。
日本のガイドブックにはあまり紹介されていませんが、オススメです。
ヴァポレット内で同船した韓国人によると韓国のガイドブックには載っているそうです。
日本人はほとんど見かけませんでしたが、韓国人は多かったです。
名産のレースを使ったテーブルクロスや子供服などカワイイものがたくさんありました。
漁業の島なので、美味しそうなシーフードレストランがたくさんあります。
そうとは知らず、ムラーノ島から移動中にパニーニをジュースで流し込んで満腹でした。無念
レース博物館にて。€5.00。
マルガリータ王女が着たドレスが展示されていました。
そういえば、ベネツィア観光税が今年の8月24日から導入されていて、1泊€3.00(≒330円)必要でした。
観光資源の修復、保護に使うそうです。
欧州財政難の一端がちらっと見えました。
欧州好きさん、楽しい旅をホントにありがとう
旦那はん、快く許可してくれてありがとう。今度は一緒に行こうね。
~終わり~


