このブログでは事件に関係した人の名前は出しませんが、今年、5歳の女の子がDVで命を落とす事件が大きく取り上げられています。

 

先日、母親が裁判で判決が下り、首謀者と言われる父親の裁判もこれから始まります。

 

この事件では、亡くなった5歳の女の子が、生前に残した訴えや、児童相談所の対応、加害で首謀的だった父親の行動、自ら父親のDVを受けながらも娘に加害していた母親の行動、DVが起こる際の心理状態など、多方面から取り上げていましたが、その中でいまだに考えてしまうニュースがありました。

 

本当は、このニュースについてリンクを探していたものの見つからず、また映像や音声も探していましたが見つからなかったので、ブログ化しないことも考えたものの、数か月たった今でも頭に中に強く残っているニュースなのでここで取り上げて残します。“日テレNEWS24”で流れていましたが、NNNニュースでも取り上げられた可能性があります。

 

そのニュースの内容とは、今回の事件で首謀的な加害者である父親が、とある地域のコミュニティFMの番組でインタビューを受けていた音声が公表されたものでした。

 

その地域でイベントを行う、主催者側の担当として出演していたこの父親は、イベントのPRを、それこそ明るく、楽し気に答えていました。この音声を聞く限り、事件のような側面が顔があったとは、とても思えないものでした。

 

ニュースでは公表したコミュニティラジオの責任者は、“容疑者にはこういう一面がある事を、伝える必要があると思った”と語っていましたが、このニュースにはとても大きな意味があったと私も思います。

 

DVの加害者の多くは、表向きにはそういった姿を見せることは無いんだろうなと言うのは、身近な知り合いにもそういう人がいることも知っていますし、とても多いケースだと思います。

 

こういう事件では“なぜ、被害者の命を救えなかったのか”という視点がもっとも目立ちますが、同じくらい取り上げて欲しいことは“なぜ、加害者が生み出されてしまうのか”ということです。その上でこのニュースは、大きく取り上げてくれればもっと多く考える機会を作れたのではと思います。

 

今回の事件、予備軍は相当な数がありそうで、それは児童相談所へ取材をすれば直ぐに分かるはずです。今回の対応については守れなかったことで大きく取り上げられていますが、守れた事例はそれよりはるかに多いはずで、でもニュースで取り上げられることはありません。もっと多面的に、全体を視点出来るような伝え方を、メディアも常に考えて欲しいと思います。