■撮影日：２０１８年 １月 ２日／その３■
この日は普快車３６７１列車に引き続いて台東旧線の廃線跡を撮影してきました。それでは当日の収穫を。。。
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今回の廃線跡撮影は台東新駅から３．５ｋｍ付近（台東県議会付近）から撮影を始めます。
■台東駅から３．１ｋｍ付近（連航路踏切跡付近）
台東新駅方
遊歩道は南廻線との分岐部まで整備されているようです。
踏切部分跡
踏切部分は軌道跡が完全に撤去されています。
台東旧駅方
今回はここから台東旧駅まで徒歩で歩きます。
■台東駅から３．３ｋｍ付近
台東旧駅方
この周辺の歩道はレール間に木製の床材を設置、自転車道は舗装となっています。
■台東新駅から３．５ｋｍ付近（中興路二段踏切跡付近）
台東新駅方
台東旧線は１９２２年４月２０日に台東線の一部として開業したもので、終端部には台東駅が設置されていました。
踏切の警手小屋と思われる建物
現役時代は警手が手動で昇開式遮断機を操作していたものと思われます。
台東旧駅方
１９８５年７月１５日の南廻線の一部区間開業に際しては台東駅を通らずに２つ手前の卑南駅（現在の台東新駅）から新線を分岐させて知本方面へは卑南駅で進行方向を変える運転方式が採られました。
■台東新駅から３．６ｋｍ付近
台東旧駅方
この付近には台東糖廠への専用線が分岐していたようです。
この周辺の遊歩道に使用されているレールはクリップを使用せずにコンクリート枕木の上に直接レールを置いただけです。更にレール同士の締結は金具ではなく直接溶接となっています。
■台東新駅から３．６ｋｍ付近
台東旧駅方
この辺りから馬蘭駅の構内となります。貨物用の側線が多数設置されていたようです。
当駅では台東糖廠の他に中油油庫への専用線が接続されており、貨物列車の発着が頻繁に行われていたようです。
■台東新駅から４．０ｋｍ付近（馬欄駅構内）
馬蘭駅
当駅は１９２２年４月２０日の台東線開業の際に設置された駅です。
現在も残っている駅舎は１９８２年に建て替えられたもののようです。２００１年５月３１日の廃止以降は観光施設として使用されているようです。
現在でも駅名票が存置されています。
ホームも島式１面１線部分も保存されています。
この写真を撮った直後に近くにいた年配の女性が近づいてきて「日本人ね？」と日本語で声をかけられました。聞くと統治時代に日本語を教えられたようで話しているうちに台東旧線が現役だった頃や台東糖廠で働いていた頃のお話を聞く事ができました。
北側の側線
貨物用の側線が４本設置されています。
中油油庫へ繋がる専用線
北側の２線は中油油庫へ引き込まれています。
この後は台東旧線の馬蘭駅脇にある台東糖廠を見ていきます
［中略］台東糖廠は別の記事で投稿します。
■台東新駅から４．５ｋｍ付近
台東旧駅方
馬蘭駅構内の台東旧駅方です。長い側線（留置線）も設置されていたようです。
■台東新駅から４．０ｋｍ付近
台東旧駅方
この先には太平渓（太平川）を渡る鉄橋が設置されていました。
現在は遊歩道専用の橋に架け替えられています。
■台東新駅から４．７ｋｍ付近
台東旧駅方
ここから先３００ｍ区間は盛土区間となります。
この周辺には鉄道設備がモニュメントとして設置されています。
■台東新駅から４．９ｋｍ付近（新生国民中学校付近）
台東旧駅方
この周辺には休憩用の施設も設置されています。
■台東新駅から５．１ｋｍ付近
台東旧駅方
一部区間は歩道と自転車道が一緒になっている区間もあります。
■台東新駅から５．２ｋｍ付近
台東旧駅方
一部区間では改良工事（交差点）も行われていました。
台東新駅方
道路の高さを歩道に合わせる工事を行っているようです。
■台東新駅から５．５ｋｍ付近
台東旧駅方
この周辺ではレールが露出しています。こちらはレールをクリップで固定、レール間も締結金具で固定されています。
■台東新駅から５．７ｋｍ付近
台東旧駅方
こちらでも交差点改良工事が行われています。
台東新駅方
工事が完了すると横断歩道と信号が付いた交差点に改良されるようです。それにしても台東地区の交通事情は非常に悪く信号無視は日常茶飯事です。
台東旧駅方
現役時代はＤＲ２７００形も行き来していたんでしょうね
■台東新駅から６．０ｋｍ付近
台東旧駅方
この先に台東旧駅があります。
■台東新駅から６．１ｋｍ付近
台東旧駅方
ここでも工事が行われていました。迂回路がないようなので少し戻って別ルートで台東旧駅に向かいます。
■台東新駅から６．２ｋｍ付近
台東新駅方
信号は付いていますが過信は禁物です（笑）
【その４】