ドクガクさんとかが中心になってやってらっしゃる,【弁理士の日ブログ企画】です。

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 本当は,おとといの7月1日に書かなければいけなかったのですが,おとといと昨日はどうしても時間がとれませんでした。

 

 テーマは,知財業界での初体験ということですね。

 

 特許審決取消訴訟の技術説明会というのが,一昨年あたりに初体験したことです。

 

 パワポで説明をするということで,特許庁で行われる特許無効審判の口頭審理と同じようなものと思っていました。

 

 だいたい同じといえば同じなのですが,違う所があります。

 

 法廷でおこなわれたのですが,使用した法廷は,ふだんは地裁の,刑事の法廷です。

 

 知財高裁が東京地裁の法廷を使用するというだけで,へーという感じです。けっこう裁判所も柔軟なのですね。

 

 使用したのは,裁判員裁判用の,刑事の法廷です。

 

 パワポとかの設備が整っているということと,裁判官(3名)以外に専門委員の先生方(3名)が関与されるので,裁判官(3名)以外に裁判員の方々(6名)が関与されることを前提に座席が用意されていることから,裁判員裁判用の法廷というのが,技術説明会にも使い勝手がいいということなのだと思います。

 

 通常の合議の法廷ですと,裁判官(3名)の席しかないので,そこに裁判官・専門委員の計6名が着席するのは手狭な感じで,9名分の席が用意されている裁判員裁判用の法廷を使用した方がいいということなのだと思います。

 

 私は現在は刑事事件は1件もやっていないので,裁判員裁判の刑事事件というのも1回も経験がないため,裁判員裁判用の法廷に入ったのもこの時が初めてでした。

 

 特許審決取消訴訟は弁理士にも単独代理権があるので,弁理士の先生方だけで,いきなり経験のない技術説明会を行うということに直面することもあると思います。

 

 基本的には無効審判の口頭審理と同じと考えていただければいいと思います。ただ,パワポがスクリーンではなくモニタです。法廷の壁面にモニタがあるだけでなく,裁判官・専門委員の手元にもモニタがあります。そのため,スクリーンの一部を赤い点で指すレーザーポインタを持っていってもあまり役に立ちません。

 

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