2/11(土) 【電験3種カウントダウン】
本日は
公式ストックボックスを
お届けします。
今回は、電力と法規の双方で
扱われる中性点非接地方式における
地絡電流に関する公式です。
参考ネット検索(中性点接地方式、地絡電流)
では、早速どうぞ
公式ストックボックス116〜117
116. 高圧非接地系統の地絡電流①
三相3線式高圧配電線路の中性点非接地方式の系統において、1線地絡事故が発生したときの地絡電流Ig[A]は、線間電圧をV[V]、地絡抵抗をRg[Ω]、電源角周波数をω[rad/s]、電線1線あたりの対地静電容量をC[F]とすると次式で表される。
中性点非接地方式では、
・変圧器の中性点を引き出す必要がないため△結線にできる
・地絡電流は、ほぼ系統の対地充電電流だけになる
この高圧配電線路に接続されている変圧器の高低圧混触時には、地絡電流(1線地絡電流)が低圧側のB種接地抵抗を介して流れる。法規科目では、地絡電流からこのB種接地抵抗値を求める出題がある。
117. 高圧非接地系統の地絡電流②
三相3線式高圧配電線路の中性点非接地方式の系統において、1線地絡事故が発生したときの地絡電流Ig[A]は、線間電圧をV[V]、電源角周波数をω[rad/s]、電線1線あたりの対地静電容量をC[F]とし、地絡抵抗を無視できるとすると次式で表される。
この式は前述のNo.116の公式において、Rgを取り除いた式を整理すると得られる。電線の対地静電容量によるインピーダンスよりも地絡抵抗が非常に小さく無視できる場合にこの式を用いる。
なお、法規科目においてB種接地工事の接地抵抗値を求める場合に、問題によっては「電気設備技術基準の解釈 第17条」で与えられた1線地絡電流の計算式に基づき算出する場合もあり、その場合は、以前のNo59.「1線地絡電流」の式(通常問題文中で与えられる)から求める。
過去分のFormulaはこちらから
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【電験3種下期試験まで】
6週と1日
※下期試験日は3月26日(日)です。