■ 11/26(土) 【電験3種カウントダウン】
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下期試験まで 120日
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下期試験まで残り4ヶ月
となりました。
本日は、
公式ストックボックスをお届けします。
今回は、同期発電機を取り上げます
公式ストックボックス
83. 誘導起電力(一相分)
三相同期発電機の一相分の誘導起電力Eは、巻線係数をkw、周波数をf、一相あたりの巻数をN、毎極の磁束の最大値をΦとすると、次の式で表される。
実際の巻線係数は0<kw<1の範囲ですが、電験3種ではこれを無視する場合も多いため、その場合は次の式で計算します。
E = 4.44fNΦ [V]
84. 百分率同期インピーダンス
百分率同期インピーダンス(パーセント同期インピーダンス)%zsは、同期インピーダンスをZs、定格電流をIn、定格線間電圧をVnとすると、次の式で表される。
百分率同期インピーダンス%zsの値より、次の式を用いて短絡比Ksが求まる。
Ks = 100/%zs
Vnは線間電圧である事に注意が必要です。(この式はもともと相電圧を使った式だったものを、線間電圧を使った式に書き換えたものであることを知っておく必要があります。(相電圧=線間電圧/√3)
このことを知った上で電験3種試験では、最初から√3を分母分子に掛けて分子に√3を上げておいても問題ないと思います。)
ご参考
85. 発電機出力
三相同期発電機の三相出力Pは、一相分の端子電圧をV(相電圧)、一相分の内部誘導起電力をE(相電圧)、同期リアクタンスをxs、内部相差角をδとすると、次の式で表される。
内部相差角δとは、内部誘導起電力Eと端子電圧Vとの間の位相差のこと。(同期電動機の場合、内部相差角は負荷角とも呼ばれる。)
一般に同期リアクタンスに対し電機子巻線抵抗が非常に小さいため、三相同期発電機の出力の計算においては巻線抵抗を無視して計算される。(その為、式は同期インピーダンスZsではなく同期リアクタンスxsとなっている。)
過去問音読 再び
10年分過去問音読 2周目
<236〜241問目/660 >
テキストの「7回読み」については
こちらからどうぞ
三相同期発電機に関しては、
基礎となる三相交流やインピーダンス、
力率、誘導起電力、電機子反作用のほか、
様々な知識が必要となる分野です。
その為、
最初は何度勉強しても分からなくて
焦ることもあるかもしれませんが、
他の知識が身につくに従って理解が
進んでいきますので、安心して繰り返し
勉強していただければと思います
本日もご覧いただき
ありがとうございました
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【電験3種下期試験まで 約4ヶ月】
17週と1日
※下期試験日は来年3月26日(日)です。