魅惑のバラのフレグランス作り講座のレポートです

2階のテーブル席でこんな感じのセッティングとなりました。
当日は受講生の方4名様と私とスタッフの6名でした。
大きいテーブルなのに、香料とテキストなどでいっぱいになっちゃいました

材料がたくさんあるので、結構幅とりますね。

さっそく、香料に関する説明と香りの濃度の説明や、香水の基本からお話させていただきました。

ホワイトボードがないので手元の資料を見ながらの説明になります。

天然のバラの精油を産地別、抽出法別、品種別にいろいろ嗅いでいただきました。
その中の特徴成分である単離香料も嗅いでいただき、
共通する成分を含む他の花精油などとも嗅ぎ比べてみました!
同じバラでもこんなに違うのかと皆様驚かれていましたね


その後バラに関する面白いお話なども交えながら、
私が写真を見ながらイメージして作った2種類のバラの香りと、その失敗作も嗅いで頂きました。
一つはピンク色のピエールドゥロンサールのイメージで作った甘めのフルーティなローズ。
(ここでいう香りは実際のバラの香りとは違います。あくまで見た目から自分が想像した香りです。)
そしてそれの失敗作。
失敗作と成功品との違いも確認していただき、
バラの香りを損ねないように香り作りをすることが大切だということをご理解していただきました。

もう一つはダークレッドのフランシスデュブリュイというバラのイメージで作った香りを嗅いでいただきました。
同じバラの香りでも少し大人っぽいイメージのスパイシーなローズをイメージしています。
同じローズでも、先ほどの甘い香りとは全く違ったイメージです。

バラらしさとは何かが大体つかめたところで、いよいよ自分らしいバラの香り作りに取り掛かります。
初めに目的などを明確にします。香りを色や形などに置き換え、言葉で表してみます。

みなさん、とても真剣です。
そして想像力が豊かな方ばかりでしたので、製作過程からすでにそれぞれの個性が発揮されていました。

使いたい香料を選んだりしながら・・・。

実際に調香していきます。
みんなとても真剣で香りが好きな方ばかりでしたので、
1滴香りを加えるごとに調和が取れていく様子や、
調和が取れすぎて物足りない様子を敏感に察知されとても上手に香り作りを楽しんでいらっしゃいました。
微妙な香料の選び方で、全く違った印象の作品に仕上がります。
この日も一人一人の個性が出ていて、みなさんとても素敵な香りを作られていました


難しい微調整や入れすぎに注意を要するような香料の取り扱いは私と一緒に慎重に作業を進めます。

いよいよ最終段階です!

姫路からお越しのMさんの作品です。
左下のダークレッドのバラの香りをイメージして作られました。
とても上品でふんわりした高級な石けんのような優しいバラの香りに仕上がりました。

西宮からお越しのKさんの作品です。
左上のプリティレディというオレンジ色のバラをイメージして作られました。
とても明るく活動的なKさんの個性がよく発揮された、元気なイメージのバラの香りになりました。

同じバラの香りでも作る人によって、
一人ひとりの個性がうまく発揮されて全く違ったイメージの素敵な作品に仕上がりました。
レッスン後は楽しくティータイムしながら、
懐かしの香水話に花が咲きました

年齢がばれる話題です(笑)
皆様どうもありがとうございました。
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