次々と報じられるコロナ禍に胸が痛みます。計画していた吟行句会と田賞を祝う会は形を変え通信句会とし、全ての句会は休会なしでやっています。
銀行ロビーでの俳句短冊展は今年で三回目。テーマを「若葉」とし瑞々しい?全員の作品が五月いっぱい展示されます。
コロナにはお構いなく自然は花と若葉の五月到来です。野山や公園の安全地帯を太陽を浴びながら歩き、句材を拾っています。
●二輪草
樹木公園の一輪草は姿を消し、二輪草の群生があちこちに見られます。桂並木や桜の若葉が目に優しく映えます。距離を置きながらの家族、友達の行楽姿を微笑ましく思いました。
二輪草
●五月の庭
五月の花の女王は牡丹でしょう! 鉢植えながら、わが家の牡丹が見事に咲きました。風のない朝いっせいに開き、昼の風に大揺れし、夕日に花を畳みます。数日間は楽しませてくれます。
牡丹咲き揃う
揚羽蝶が十二単に舞い降りました。しばし蜜を吸っています。周りの花に釣られてか、のとキリシマツツジの真赤が満開に。「コロナ吹っ飛んで行け!」と叫びたくなります。
十二単に揚羽くる
のとキリシマツツジの咲く庭
●湯涌へ
林檎や梨の棚も若葉となった湯涌街道を駆け、久し振りに湯涌へ。ほとんどの温泉旅館は閉じており昨年紹介した、燕のお宿の糞除けの黄色い傘は、ひとつも見られません。
氷室小屋のある玉泉湖畔を散策しました。きれいな声の蟇の合唱は初めて。浅ノ川渓流のたった一匹でしたが、河鹿が待っていたかのように鳴きました。田植が始まり、それを見学する親子の姿が見られました。
田植始まる
氷室小屋あたり
朱雀記