新年句会(1/11) ~十一年目を迎えての新たなスタート~ | DEN

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「田」俳句会のブログ

 昨日(1/11)、雲一つなり寒晴のなか、「田」俳句会の新年句会が吉祥寺にて行われました。東京サイドの武蔵野、京橋、宮前、いちご、駒込のメンバーに加え、大分から草子洗さんや久々の八川さんも加わり、総勢25名の句会となりました。


 主宰はカルチャー教室があったのでのちほどのご出席となり、副主宰のリードにて進行。

 副主宰から冒頭に、新年詠は気持ちをリセットして新たな心で俳句を詠むことが大事であること、メンバーに支えられてやってこられたこと、出会えた句友を大切にしていきたいとのお話がありました。同時に草子洗さんの俳句作品が第四回北斗賞(文學の森「俳句界」主催)の佳作に選ばれたとの発表がありました。作品は百五十句だったようで、新年から嬉しいお知らせといい刺激をいただきました。


 句会は全句に触れて副主宰から講評がありました。句を読んで「そうよね」で終わってしまうのが報告句、読んだあとに余情が残り、詩情のある句を作っていくのが抒情句とのコメントがあり、あらためて肝に銘じました。

 また、文語表記では、「書いてみようか」のような意志を表す言葉は、「書いてみようか」となり、「見えるように」のような様子を表す言葉は「見えるやうに」となる。「よう」が「様」と漢字変換できる場合は、「やう」表記になると覚えればいいとのワンポイントレッスンもありました。


 句会のあと、場所を移しての二次会。主宰も駆けつけてくださり、乾杯そっちのけで選句をしていただきました。短時間でのご対応に深謝します。そのあと、あらためて乾杯し、それぞれに歓談、俳句談義をして一旦解散。三次会も10人以上の参加で最後まで楽しく、話のつきない一日となりました。


 昨年十周年が終わり、こうして「田」も十一年目を迎えての新たなスタートを切りました。「田」は俳句をとおして結ばれた集まりなので、これからも俳句を作り、読み、批評し合うことで今まで以上に心を豊かにしていければと思っています。

 新年句会では、アーカンソー、新潟、長野、岐阜、栃木、大阪、金沢の皆さまとはごいっしょできませんでしたが、5/10(土)には年次大会もありますし、今年も共にする機会があることを期待しています。


 最後に「田」の皆さまのご健吟にバーチャルに乾杯!


                                     (栄司記)