前回のアキバ旅行で観に行けました
今回ネタバレありで感想を書きますので、まだ観ていない方は回れ右でお願いします
一言で言うならば、梓川家の再生の物語
これまでヒロインたちの思春期症候群と向き合い、解決していった咲太自身が思春期症候群にかかってしまう
今回で高校篇ラストとなるからか、ストーリーのキーパーソンが主人公自身というのは中々粋な感じがする
花楓ちゃんがああなってしまい、母親が病み、家族がこじれて、自分と「かえで」の二人暮らし
結構ハードモードだったもんな咲太
生きていくためにいろいろできるようにならなくてはならなかったというのがね…
それでも「かえで」に八つ当たりすることなく、きちんと面倒見て優しいお兄ちゃんで居続けていたのはすごいと思う
だけどそうなる過程で、母親への気持ちと向き合えなくなった上に、認識を無意識に消してしまうというのがやっぱつらい
思春期症候群にかかりながら、ようやく母親と向き合えるようになった咲太の涙は本当に尊く、泣きそうになった
彼もまた健全で多感なティーンエージャーなのよ
是非ね、家族との向き合い方に悩む同世代の子たちに観てもらいたい一作だなと思う
…ところでさ
霧原透子って何者?