楠芽吹は勇者である
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現在放送中の『結城友奈は勇者である』のサイドストーリー。
三好夏凛と勇者の座を争い、破れてしまった少女「楠芽吹」の物語。
<あらすじ>
神世紀300年秋頃。
三好夏凛と勇者の座を争い、破れてしまった楠芽吹に大赦から「お役目」の知らせが入る。
その名は「防人」。
神樹様の結界の外の調査を主とする兵隊。勇者になれなかったことに憤り続ける彼女は、
このお役目から「勇者」に成り上がろうと闘志を燃やす。
これは、美しく咲く花の物語ではない。
誰の目にも止まらず、踏みつけられてもなお咲き誇る
雑草たちの物語。
勇者でない少女たちが、勇者となる物語である。
…と、こんな感じか。
なんてーか、雑草魂って言葉がどんなものかというのが分かる作品。
この登場人物たちには、それぞれ著しい欠落がある。芽吹もそうだけど、彼女に取り巻く防人たちも大小差はあれど大きな欠落を抱えてしまってる。
けれど、時に衝突し合ったり、助け合ったりして、それらを乗り越えていくドラマがある。
『勇者である』シリーズの象徴である「友情」も、こちらも負けておりません!
なお、この作品では描き下ろしのアフターストーリーがあるのでお見逃しなく。
芽吹の成長の大きさや、現在放送中の『勇者の章』とも多少絡みが合ったり、『のわゆ』での伏線が生きていたり…
『勇者である』シリーズのファンならば見逃すな!