今年も、あの長時間番組が終わった。
賛否が極端に分かれるであろうこの番組なのであるけれども、吾輩は否定的な方である。 テレビの悪い面が凝縮されている様に思えてならない。
慈善事業を標榜しているのだが、元々は 「慈善事業」 をやりたかったわけではなく、「何か大きなイベント」 をやりたかっただけなのであって、 その 「大きなイベント」 という目的実現の手段が 「慈善事業」 だっただけの事なのだろうというのが、イベントの端々に見え隠れしているのである。
障害を持つ子供に何かの挑戦をさせていたりして、それを 「夢をかなえる」 と言っていたりするのだが、本当にそれは障害を持つ子供が望んだことなのか? テレビ局側が与えて、本人が望んだように勘違いさせているだけなのではないか?
ちょっとテレビを点けた時に映ったので見てしまった、 「耳の聞こえない子供達のタップダンス」 なんてのは最たるものである。 耳の聞こえない子供がわざわざ 「タップダンスをやりたい」 なんて言い出すわけがない。 なぜなら、価値がわからないのだから。 困難な事をさせて盛り上がらせようとする悪い大人の意図が見え見えである。
なにかに挑戦しているのが、ほとんど子供で、時々老人があって...という構成も、 「挑戦したい」 という障害者の要望から来ているのではなくて、「挑戦させたい」 という制作サイドの要望から来ているのである事を伺わせる。
極めつけは、あの極長距離走である。
慈善事業とは難の関係もないのに、主に年寄りやデブや運動不足タレントに長距離を走らせて、ヒザ・脚に故障を発生ささせて、 「痛い!」 とか言っているのを眺めるイベントになっている。
あんなものは、単に 「盛り上がるから」 やっているだけなのであって、他に何か意味があるとはとても思えない。
慈善事業に寄付をしても構わないであろうが、テレビを延々見続けるというのはいかがなものか。 他局の慈善事業とは関係ない長時間番組と同じ程度に見るべきである。
では、また会おう。
フへへへへへヘヘヘヘヘ!