PGTH式速記法講義録(高速度移行型)9…2つの貼り紙(社内分煙 & 節電協力要請)のアレンジ文 | 個人用途の新速記法 EPSEMS(エプセムズ)

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 草書派理論(CURSIVE THEORY)に基づく
  日英両言語対応の手書き速記法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PGTH式速記法講義録(高速度移行型)9

 …2つの貼り紙

   (社内分煙 & 節電協力要請)の

     アレンジ文

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  以下は、ある2つの貼り紙に書かれた文章に多少アレンジを施されたものです。

 

 2つとも同じ社内のものだということです。

 

 

 

 

喫煙者の方々へ
 日頃より分煙意識ある対応に感謝しております。
 ここでひとつお願いがございます。
 当館エレベーター内にタバコの臭いが漂い、健康上、大変不安だとの意見を多くの方からいただいております。
 つきましては、恐れ入りますが、喫煙直後の方におかれましては、階段の利用をお願いいたします。

 


収益改善のための緊急協力要請!
 当社収益の悪化にあたり、トイレ設置ハンドドライヤーの使用を停止させていただきます。

 節電への皆さまのご協力をお願いいたします。

 

 

 

 

 以上、どのように受け止められるかは、各人各様ですね…。

 

 2016年10月27日に当ブログ記事(タイトル:売上が10%落ちただけで、トイレの石けんの補給をストップするなどということは… http://ameblo.jp/deme7rmnc/entry-12213659016.html)で取り上げた、20世紀を代表する経営学者、ピーター・ドラッカーの以下の言葉とともに、考えさせられる論点ではあります。

 

 

 

 『管理可能な支出については
 長期的な視点が必要である。
 あらゆる活動が
 短期間だけ強化しても
 成果はあがらない。
 しかも支出の急激な減額は、
 長年築いてきたものを
 一日で壊す。

 

 

 売上が10%落ちただけで、
 トイレの石けんの補給を
 ストップするなどということは、
 行ってはならない』

 

 

 『好況時に予算を増額し、
 景気にちょっとしたかげりが
 見えただけでそれを
 減額するような
 場当たり的な方法ではなく、
 たとえ間違っていたとしても
 マネジメントの判断によって
 行う必要がある』

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ PGTH式日本語速記による文例(2枚)

 (A4コピー紙、ボールペン=ZEBRA Surari  0.7)

 

 PGTH式は、50音各行への線の割り当てを伝統的な田鎖式で使われているパターンから極力逸脱しないような形で組んだもので、通常の折衷派符号よりさらに単画化を進めた形で落ち着いたものです。

 

 個人用途に特化して構成された速記法であり、さしずめ「田鎖式現代版」といったところでしょうか。

 

 個人用途を想定し、なるべく規則的で簡便な内容により、より多くの言葉を合理的に速記符号化できることをイメージして組み立てられています。

 

 

 

 

 

↑ PGTH式日本語速記(句読点等も書いている) 2-1

 

喫煙者の方々へ

 

日頃より分煙意識ある対応に感謝しております。ここでひとつお願いが

 

ございます。当館エレベーター内にタバコの臭いが漂い、

 

健康上、大変不安だとの意見を多くの方からいただいております。

 

つきましては、恐れ入りますが、喫煙直後の方におかれましては、階段の利用を

 

お願いいたします。

 

 

 

【新しい書き方等の解説】

 

カタ→直前の符号末尾からわずかに離してストップをかけるように「タ」を書いて表す

 

コロ(ゴロ)→「ロ」のみで表す

 

おります→「オ」+「ます(=マ)」で表す

 

お願い→1センチ大の「ネー」で表す(「願い」は「ネ」のみで表すので、「大きいネ」で「お願い」!)

 

ございます→「コ」のみで表す→「ございまして」は「コ」+「して(=エ)」を書いて表す→「ございました」は「コ」+「した(=ツ)」を書いて表す→「ございません」は「コ」+「ン」を書いて表す→「ございましょう」は「コ」+「長音(右横直近に加点)」で表す

 

漂い、」→「タダヨ」までを書いた後に、「イ」」の位置から句読点を書く

 

大変→「ヘン」を1センチ大に書いて表す(=「大きいヘン」で「大変」!)

 

意見→逆記法で書いている

 

いただいております→直前の符号の真上に「イ」を書いて「いただい」までを表し、「~て」の位置から「おります」を書いている→「いただく」は直前の符号の真上に「ク」で表す

 

つきまして→「ツ」+「して(=エ)」を書いて表す→「~につきまして」の場合は「~に」の符号を省くことができる(=結果的に「つきまして」と全く同じ)→「~について」は「ツ」のみを書いて表す

 

におかれまして→上段に「オ」+「ラ行音の位置=右下」に「して(=エ)」のみを書いて表す→「~において」は上段に「オ」のみを書いて表す→「~におきまして」は上段に「オ」+「して(=エ)」を書いて表す→「~における」は上段に「オ」+50音基礎符号の「ル」を書いて表す→

 

いたします→上段に「チ」+「ます(=マ)」で表す→「いたします」は「致します」であり、「致」の音読みが「チ」であることから、このように書くこととしている→「いたして」は上段に「チ」+「して(=エ)」を書いて表す

 

 

 

 

↑ PGTH式日本語速記(句読点等も書いている) 2 

 

収益改善のための緊急協力要請!

 

当社収益の悪化にあたり、トイレ設置ハンドドライヤーの使用を停止させていただきます。

 

節電への皆さまのご協力をお願いいたします。

 

 

 

【新しい書き方等の解説】

 

収益→各漢字の頭音摘記により「シュエ」と書いて表している

 

緊急→各漢字の頭音摘記により「キキュ」と書いて表している

 

リョク→「リ」の符号に大きな円(「ン」の小円より大きなもの)を付したもの→これは「リョク」のみでなく「ロク」にも使うことができる→「数字の6」の形からとったものとも言える

 

あたり、」→「あた」までを書いた後に、「ラ行音の位置=右下」から句読点を書く

 

させ→「セ」のみで表す

 

いだだきます→直前の符号の真上に「ます(=マ)」を書いて表す→「いただき」だけの場合は直前の符号の真上に「キ」を書いて表す→「させていだだきます」の「」の部分は「~て」の位置を使っている→「いただかない」は直前の符号の真上に「カ」+「~ない」で表す

 

 

 

 

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