11月30日は水木さんの命日(93歳)です。

水木しげるの幸福七ヶ条

第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条 しないではいられないことをし続けなさい。

第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条 好きの力を信じる。

第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条 怠け者になりなさい。

第七条 目に見えない世界を信じる。

 

 

「水木しげる語録」

 

『不幸な顔をした人たちは、「成功しなかったら、人生はおしまい」と決め込んでいるのかもしれないね。成功しなくてもいいんです。全身全霊で打込めることを探しなさい。』

 

『私は得な性分で、つらかったことは忘れ、楽しかったことだけを覚えている。』

 

『他人の思惑などに振り回されず、自分のやりたいように生きる。

外の世界にいちいち対応せず、自分の世界の流儀でやればいい。』

 

『私は「奇人は貴人」だと考えているから、漫画にも大勢の奇人変人を描いています。

こうした人たちには、好奇心の塊のような、我が道を狂信的なまでに追求している人が多い。

つまり、誰が何と言おうと、強い気持ちで、我がままに自分の楽しみを追い求めているのです。

だから幸せなのです。さあ、あなたも奇人変人になりなさい。』

 

『宇宙の仕組みは、なにも心配しなくても いいように作られているのです。』

 

『悲壮な顔をした人たちは、成功や栄誉や勝ち負けにこだわってばかりで、仕事でも趣味でも恋愛でも、熱中することを忘れてしまったんじゃないですか!

好きなことに没頭する、そのこと自体が幸せなはずなのに……。

もちろん、成功することに越したことはないが、成功できるかどうかは時の運です。』

 

『栄光や評価など求めず、大好きなことに熱中する。

それ自体が喜びであり、幸せなんです。

私の場合、それは漫画を描くことだった。

その行為が金銭的に報われるほうがいいに決まっているが、結果の良し悪しには運が付きまとう。』

 

『古今東西の「あの世」のことを調べていて、気づいたことがあります。

それは、地獄の様子は場所とか民族とかによって様々異なっていて、それぞれ迫力と現実感に満ちているのに対し、天国の方は世界中ほとんど同じだということです。

実に単純なんだ。天国には美しい川が流れ、薄物をまとった美女がいて、美味しそうな食べ物が溢れている。環境が悪くなったのに目をつぶれば、まさに長い不況で暗く沈んだいまの日本こそ天国じゃないですか。

それなのに現代人たちは、悲壮な顔をしてあくせく働いています。』(水木しげる)

 

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