こころのなかにある
もじゃもじゃなもの

水にながしてみると
そのあとが気になる
火でもやしてみると
なぜかくるしくなる

それなら空のうえへ
風にのせてはこぼう

もじゃもじゃさんは
ふわふわにほぐれて
やがてきらきらした
光のつぶにかわって

それを見守っていた
あなたにふりそそぐ

やさしくふれるなら
やみは生まれかわり
光のつぶをまとった
あなたはあたらしい



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朝のおふとんのなか
紡がれてきたことば