Gレコが、BS-TBSで放送開始されました。
録画してみたら、いきなり第4話だったけど
BDレコーダーには「ガンダム」で登録してあるんだけど、
第3話までそれに引っ掛からなかっただけなのか?
まあ、それはいいとして。
これまでネットの低画質でしか観た事がなかったから、
初めてまともにGレコを観る事ができました。
やっぱり、画質が良くなるだけで観れるようになるもんですねぇ。
画質ってメチャクチャ大事だと、最近改めて痛感する機会が多いです。
物語も、少しずつ理解できてきた。
だからといって、相変わらず面白いとは思えないけど。
Gレコが面白くないのは何故か。
自分なりに少し考えてみました。
ややこしい。
不親切な固有名詞がバンバン出てくる。
説明不足のまま、どんどん進んでいく。
確かにそれもあるんだけど、
根本的に感情移入できない事が最大の原因ではないかと。
例えば、第4話『カットシー乱舞』の終盤。
ベルリが敵に囲まれた際、いきなり両手を重ねて「三方同時スコード!」と叫んで
一瞬で3機撃退した場面がありましたよね。
何の前触れもなく、いきなりサイコキネシス的な必殺技が炸裂
こっちは、ただただポカーンですよ。
前からGセルフに乗っていたパイロットという設定ならまだ少しは分かるものの、
ほとんど乗り慣れてない機体に乗って、しかも唐突に謎パワー発動って・・・
これでどうやって感情移入しろっていうのか。
もう何でもアリやん、こんなの…としか思えませんって。
あまりにも支離滅裂過ぎて、面白いもなにもありませんよ。
感情移入できない理由に関しては、以前も書いた通り・・・・・
×キャラデザやMSが好きじゃない
×掴みどころのないキャラクターにまるで魅力を感じない
×主人公に魅力を感じない
×世界観に魅力を感じない
×ストーリーが面白くない
・・・など様々な理由があるんですが。
それらさえ、トンデモ展開よりはマシに思えてきます。
僕は、これが至って普通の反応だと思う。
別にこの人を支持してるわけではないんだけど。
でも、これが普通のリアクションだと思う。
僕だって、これがガンダムじゃなかったら絶対観ないし。
とはいえ、BSで放送される限り、最後まで観てしまうと思う。
これが富野監督の遺作になる可能性もあるから。
でも、この作品は富野監督の良からぬ部分が思いっきり弾けちゃってる感じしかしないなぁ。
最近のハリウッド映画を痛烈に批判したりしてるけど、
これじゃハリウッド映画の方がまだ100倍はマシでしょ。
感情移入できるし、普通に理解できるし、そこそこは面白いんだから。
そもそも富野監督って、エンターテイメントというものを根本的に理解してるのか疑問。
これって、映画で言うなら、僕が一番嫌いなカンヌ映画祭に出すタイプの作風にしか思えない。
プラモをたくさん売りたいバンダイさん側としては、これアカンやつじゃないのかなぁ…。
Zガンダムに「新しい時代を作るのは老人ではない」というセリフがあるけど、
そっくりそのまま富野監督に言いたい気分。
こんな作品作ってちゃ、ますますガンダムはダメになる。
結局、富野監督って、ガンダム潰したいだけなんじゃないかという気もしてくるなぁ。
そういった思惑で作ってるとしたら、今のところ大成功だと思うけど。
「脱ガンダム」ってのは、やっぱりそういう意味だったのかな。