4月20日14時 東文

指揮:リッカルド・ムーティ
アイーダ(ソプラノ):マリア・ホセ・シーリ
ラダメス(テノール):ルチアーノ・ガンチ※
アモナズロ(バリトン):セルバン・ヴァシレ
アムネリス(メゾ・ソプラノ):ユリア・マトーチュキナ
ランフィス(バス):ヴィットリオ・デ・カンポ
エジプト国王(バス):片山将司
伝令(テノール):石井基幾
巫女(ソプラノ):中畑有美子
管弦楽:東京春祭オーケストラ
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:仲田淳也

今年の春祭も最終盤に入っている、今年鑑賞した演奏会形式オペラは何れも満足度の高い公演であった、そして今日のアイーダが私の千秋楽となる
既に、17日に1回目の公演があり、各種媒体に絶賛の評が多く寄せられているので、以下は簡単な所感

ステージに現れたムーティは齢82歳だが相変わらず若々しい、
私が1975年にウィーンフィル、カール・ベームの来日公演を聴いた時にベームは81歳、そのときムーティが帯同していたが、その時のベームの歳を越えている
かつて、日本では高齢の指揮者に対するリスペクトが強かったが、最近は80歳代の指揮者がバリバリ活躍している、ムーティにもあと数年は春祭を盛り上げて欲しいものだ

期待値が高かった分、予定通りに満足の公演を楽しめたが、サプライズ感は無かった
歌手陣は皆さん素晴らしかったが、個人的には日本人の皆さんが海外組にそん色のない歌唱だったと思う
大舞台で演じられる演目なので、演奏会形式では今日のように。絡みを含めた演技がなくなる
幕間でオケをさっと切り上げる判断や終演後の歌手の登場の仕方も冗長感が無く良かったと思う、
個人的には演奏会形式の場合には、シティフィルのトスカで高関さんから要請されたように、幕中の拍手も止めるほうがすっきりとすると思う、
コロナ以降拍手が増えた感がある、タモリ倶楽部で拍手特集もあったし、でも増えすぎはどうかと思うのだ、Jazzでも拍手するし、その場の雰囲気にも依るし、難しい

今年の春祭オケのコンマスは郷古さん、アイーダなので、通常編成に加えバンダも多数
ムーティは今回はアイーダの2回だけで、春祭オケとのコンサートも無いが、、、
今秋にイタリアン・オペラ・アカデミーとして 《アッティラ》が開催されるという嬉しいお知らせもあった