こんにちは、アナです
先日クッキーの話がでたので、今日はそこから小麦粉について書いてみようと思います。
日本では小麦粉はタンパク質を全体の
12%以上含むものが強力粉、
8.5%以下のものが薄力粉、
その中間が準強力粉・中力粉
といように分類されています。
このようにタンパク量を基準に分類する方法はアメリカから伝わったそうで、
小麦タンパクがパンやお菓子を作るうえで重要な役割を果たす「グルテン」を形成するためこのように分類されているそうです。
グルテンが多い強力粉はパンに少ない薄力粉はケーキなどに使います。
そしてこちらで売っている小麦粉はこれ👇️
ここルーマニアを含むヨーロッパでは日本や北米とちがった分類方法をするのです。
それが灰分による分類方法です!
灰分とは小麦粉を燃やしたときに、たんぱく質、脂質などが燃えてなくなった後に残る灰になる成分のことで、主にリン、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラル分で小麦の胚芽や外皮に含まれています。
000は灰分0%、650は灰分0.65%含まれることを表しています。
灰分が多めの小麦粉はハード系のパンに向いていて、
日本のようなまっ白いふわふわなパンにはならないらしいと、、、しかも発酵が難しくだれやすいと、、
どうりでうまくいかないはずです
ちにみに成分をみるとどちらもタンパク質含有量 12g/100g でした!どっちも強力粉!
どうりでクッキーも重めなはずです
000でパンを焼いたらふっくら柔らか日本のパンになりました!
<追記>
そしてパッケージのウラに親切に使い分けが書いてあります!
っていうのを買えばいいってことなのか!
今度買いに行こう!
(とこの時は全て解決したと思い込んでいたのですが、実はさらなる落とし穴が
ぜひ、続 小麦粉の真実をお読みください。)
いやぁ、ルーマニア小麦粉、インド以上にトリッキーでした
でも、とってもよい勉強になりました✨
ルーマニアにいるベイキング好きのどなたかに届くといいなと思います。
キッチンから科学! 今日もおもしろい!
ではでは、また。