皆さん、こんにちは。
本日は準夜勤明け休日。
先日より報道されている事件をニュースで見聞きして思い出しました。
既に一昨年の話にはなりますが、
私の子も盗撮被害に遭った事が有ります。
既に被害女性と示談(和解)が済みと報道の中に有りますが、
この示談が問題で、容疑者の示談を受け入れると、
自動的に被害届を取り下げる事になります。
被害者側に「処罰感情」が残っていてもです。
要は金で解決ですね。
しかも、盗撮やストーカー行為と呼ばれる物は、法令違反では無く条例違反であり、
余程の被害(長期に渡るつきまといや、私生活・社会生活への実害)が発生していないと、起訴まで持って行く事が出来ないのが現状です。
そして、勾留期限は1週間程度であり、
勾留延長の許可が認定されなければ、
釈放され更なる被害が発生する恐れが有ります。
ストーカー被害で住所が割れている場合最悪です。
※逮捕から1週間以内で転居を筆頭に諸々の手続きや、
それにかかる間の休職等々、自分事として想像してみてください
もちろん、その間にも事件聴取は有ります
うちの場合は、約2年半に渡る証拠が被疑者のPCから出てきた事、
また担当してくださった生活安全課の皆さんが、
非常に辛抱強く捜査を続けてくれた事で、
勾留延長の許可もおり、最終的に起訴に至りました。
もちろん、示談には応じる気ははなから無く、
緊急の引越し等での実害は出ていますが、
被疑者の社会的状況(50歳無職・独身)から考えても、
示談に応じる余地は有りませんでした。
今回の事件の被疑者が本当に警察関係者だったのであれば、
出自はハッキリしていますし、先述した「起訴に至りにくい」旨を
聴取の中で前面に押し出して説明をされれば、
被害者的には示談を受け入れるしかなかったのではないでしょうか?
幸いにもうちの場合は、
被害に耐え乗り越えてくれた(と私は思っている)のですが、
現地にいてくれた友人や、生活安全課の皆さんの助けが無ければ、
同様の事態になっていたかもしれないと思うと、ゾッとしました。
言った・言ってないの水掛け論にならない事、
そして、それこそこのまま闇に葬られない様、
警察や司法の気概と、国民やメディアの関心が薄れない事を望みます。
ではでは。