おとうがいなくなってから
キシコにきつくあたる日が増えて、
やばいやばいと思ってたんだけど。
お互い助け合わなきゃいけない時に、どうしてだろう。
いらだちに似た気持ちを覚え、意地悪な自分になる。
当然、彼女もそんな私の態度に気が付き、
自分が悪い事をしたのではないか、と、とうとう今朝言われてしまった。
実際最近の私は、
無気力でいつも寝てばっかいて、起きてても不機嫌で最悪だった。
もういっそ破れかぶれな気持ちで、
一人いじけて、布団の中で一人泣く。
ビール飲んでも美味しくない。
何してても心から楽しめない。
前みたいに、根拠なく大丈夫と思えない。
頑張れる気が全くしない。
おとうに会いたい。
そう思ってもう悲しくて悲しくて。
これ以上家族を亡くす悲しみが続くなら、耐えられない、と思って。
生きる意味とかわかんなくなっちゃって。
でも
今日キシコに気持ちをぶつけてみた。
おとうがいなくて辛い、さみしい、悲しい。
キシコもいつか死んじゃうと思うと耐えられない、と。
私がキシコやおとうにきつく当たるのは、
長生きしてよ、死んじゃうなんて耐えられないよ、という心の叫びで
そんなこと素直に言えるわけなく、
イライラとなって逆に攻撃的になる。
歪んでいるけど愛情表現なんだと。
キシコは
あたしも22歳で父親亡くして、子供も2人流産してるから
同じ思いしてるから、気持ちが良くわかるよ、と励ましてくれた。
2人目の子は8カ月だったんだよ、
今でも時々思い出して悲しくなるよ、
って、自分の辛い過去を話してくれた。
辛いなら、家のことは私が頑張るから
楽しいことだけしてていいよ、って言ってくれた。
本当にうれしかったな。
ああ、あたし、キシコに甘えたかったのか。
こうしてまた、家族に迷惑掛けながらだけど、1歩進んだ。
進んだというか、もとの自分のいるべき場所に戻ってこれた。
タイミング良くおねえもブログで私のこと気使ってくれていて。
ほんとにびっくりしたけど、うれしかった。
最悪の状態で、おとうの四十九日を迎えなくて良かった。
一生後悔するところだった。
みんな、ほんとうにごめんなさい。
ありがとう。
今日は気持ち良く眠れそうだな。
ほんとうにありがとう。
おやすみなさい。。。
P.S.
わたしが最後におとうに会った日、
おとう、泣いていたんだよ。
「辛いのもう嫌だよね、一緒に家に帰ろうね」
って私が言って、
うん、っておとうがうなずいたのが最後の会話だったんだよ。