先日は日本の人事部「HRカンファレンス」に登壇しました。
テーマは組織開発。「組織の問題を「人」「関係性」に働きかけて解決 いま日本企業に必要な“組織開発”とは」というタイトルで、南山大学の中村先生とGEジャパンの谷本さんとご一緒させていただきました。
谷本さんからは
・信頼をベースとしたチームづくり
・カルチャーが戦略である
・一人一人をよく知る仕組み
中村先生からは
・組織開発は外科手術というより、生活改善のようなもの
・関係性を良くすることが重要
・健全性と効果性をセットで向上させる
という考え方を教えていただきました。AIなどの技術が進むことで、より人間の感情面に注目が集まり、「信頼関係の重要性」が高まっていると思います。
私から紹介させていただいたポイント。
1)事業が先、組織が後。「ビジネスゴールは何か?」
まずはビジネスゴールを先に決める。その達成をするために最適なチームはどのようなものかを考えて、組織をつくる。逆にすると、「居心地はよいけど成果が出ない組織のワナ」にはまりやすい。まずは事業のゴールをきちんと決める。
2)共通言語を増やす。「組織の共通言語にはどのようなものがあるか?」
関係性の質を上げたり、信頼関係を構築するには、お互いの共通項や共通言語を増やすことが重要。業績を上げるためのやり方やノウハウなどの共通言語を増やすことが一番重要ですが、お互いの人となりを知る趣味や価値観についての相互理解が多いとなお良い。
3)セリフを目標にする。「メンバーが自分の部署をほめるとしたらどんなセリフがいいか?」
組織をつくるときには、定量化が難しく定性的な目標になりがち。そういう時には所属しているチームメンバーからその組織についてどんなセリフで説明をされたいかを考えてみる。「お互いで協力し合えるチーム」「ノウハウをいつもシェアしているチーム」など、ビジネスゴールに向かって理想の状態を考え、目標にしてみる。
当日は急きょ増席もして、300名以上の皆様にご参加いただいたとのこと!
講演のあとは、神戸大学の金井先生やLIXIL副社長を務められた八木さんはじめ、そうそうたるみなさまと一緒に写真も撮影させていただきました。金井先生と八木さんには「強みを活かすプロジェクト」の応援もいただいています!
特設の書店コーナーでは、「クリエイティブ人事」が売上1位ですよ!と教えていただきました!
「強みを活かす」プロジェクトについても、この講演のあとにたくさん応援メッセージいただきました。応援、よろしくお願いします
https://www.makuake.com/project/soyamansoyama/
南山大学中村先生の本。組織開発の考え方がわかりやすくまとまっていておすすめです!
入門 組織開発 活き活きと働ける職場をつくる (光文社新書)