この業界にコンプライアンスなんてない
個人的に私は夕食にお寿司を食べに行くことがあまりありません。ちゃんとしたものを食べようと思ったら結構なお金がかかるからね。
それでもランチでは根室産サンマとか噴火湾産ホタテなどの産地表示がしてある回らないけど安価で美味しいお寿司屋さんに行ってます。産地表示が正しいかはわかりませんが。
産地表示といえば去年末あたりからメニュー表示偽装の事件が続きましたね。
ホテルではホテルオークラや藤田観光、百貨店でも、高島屋を皮切りに三越伊勢丹、大丸松坂屋百貨店、そごう・西武の大手4社が相次ぎ公表してます。「表示偽装」ではなく「誤表示」っていってますけどね。
世界的なホテルチェーン(リッツカールトン大阪)でも「車エビ」と表記しながらブラックタイガーを使っていたと報道されました。
冷凍ジュースをフレッシュジュース、機械でこねたミンチを「手ごね」と呼ぶ、ブラックタイガーを車エビ、バナメイエビを芝エビ、普通のねぎを九条ねぎと呼んだりときりがありません。なかには牛脂を注入した加工肉をブランド牛肉として出しているひどいところもあります。
しかも最近になって急に表面化したものではなく、長期にわたって、かつ散発的に行った可能性があります。
コンプライアンスをどう考えているんだろう?と思いますが、じゃあキャ○クラのコンプライアンスについて考えてみます。
上記のホテルや飲食店などには、お客さんに美味しいものを提供しようという視点がまったく欠けています。
そして、この業界では「お客さんに楽しくお酒を飲んでもらおう」という考えがどこか欠落しています。
それは根本的にお客さんの錯覚によって成り立っている世界だからです。
では、業界の原価についてですが、お酒の原価はだいたい4~5倍相当をとっています。焼酎「鏡月」ボトルを入れると3,000円。「鏡月」の原価は600円を切るぐらいですから5倍以上。ドンペリピンクやフルーツ盛りあわせなんかだとそれ以上とっています。飲食業界と比較すればボッタクリなんです。
「鏡月」ボトルといったって、1本ずつ管理しているわけではなく、管理しているのは客ごとの酒の残量メモリだけで、裏では○リットル入りのでかいボトル
から、瓶に移して提供しているのは常識です。
おつまみだって冷凍ものをチンしてるだけですが数倍の値段を取っています(高級クラブなんかだとちゃんと料理の出来る黒服を1名確保してますが、大体は出前だったりします)。
おしゃれなインテリア空間のなかで美人キャストさんをつけてチャージ料、お酒代、指名料、TAXなどを取るのがこの業界です。
高い下駄を履くと背が高くなったような気がするみたいなものです。つまり気分よく飲んでもらうためにわざと高い料金設定をしているわけです。
すすきのでも15年前くらいはまだキャストさんの飲み物が無料とかTAXをとらない店もあったんですが東京資本の店が増えてきて、キャスト引き抜きをやったせいで客単価が妙に高くなってしまいました。もう下手に安くできない。
ここに「お客さんに楽しくお酒を飲んでもらおう」という考えはありません。
ホテルや飲食店などの不祥事は、経営陣トップから組織的にやっているところもありますが、現場の勝手な判断でやってしまうこともあります。経営陣からコスト削減のプレッシャーをかけられ、原価を下げるため現場で安い食材を仕入れるようなケースです。
これを避けるには社員を定期的に人事異動させていくつものを部署を経験させればいいんですけどね。不正はすぐに見つかるし、各部署のやり方が見えると色々な問題もはっきりしてきます。
では、この業界はどうかというと専門職の集まりなので無理。
リーマンショックや震災以降、潰れる店が増えていますから、人材も減っています。
この業界の規模自体が縮小しているのです。
人材が固定化され流動化がおきないとどういうことが起きるかというと自分の持ち場の役割の仕事をこなすことしか意識しないようになります。
キャストさんは自分の売り上げだけを気にして、黒服は自分の利害だけを考えるようになります。
同じ店で働く従業員としての意識がない固定観念だけで運営されている店はどこかイビツなところがあったり、不祥事を起こしたりします。
この業界にコンプライアンスなんてないんです。
もはやオワコン。
それでもランチでは根室産サンマとか噴火湾産ホタテなどの産地表示がしてある回らないけど安価で美味しいお寿司屋さんに行ってます。産地表示が正しいかはわかりませんが。
産地表示といえば去年末あたりからメニュー表示偽装の事件が続きましたね。
ホテルではホテルオークラや藤田観光、百貨店でも、高島屋を皮切りに三越伊勢丹、大丸松坂屋百貨店、そごう・西武の大手4社が相次ぎ公表してます。「表示偽装」ではなく「誤表示」っていってますけどね。
世界的なホテルチェーン(リッツカールトン大阪)でも「車エビ」と表記しながらブラックタイガーを使っていたと報道されました。
冷凍ジュースをフレッシュジュース、機械でこねたミンチを「手ごね」と呼ぶ、ブラックタイガーを車エビ、バナメイエビを芝エビ、普通のねぎを九条ねぎと呼んだりときりがありません。なかには牛脂を注入した加工肉をブランド牛肉として出しているひどいところもあります。
しかも最近になって急に表面化したものではなく、長期にわたって、かつ散発的に行った可能性があります。
コンプライアンスをどう考えているんだろう?と思いますが、じゃあキャ○クラのコンプライアンスについて考えてみます。
上記のホテルや飲食店などには、お客さんに美味しいものを提供しようという視点がまったく欠けています。
そして、この業界では「お客さんに楽しくお酒を飲んでもらおう」という考えがどこか欠落しています。
それは根本的にお客さんの錯覚によって成り立っている世界だからです。
では、業界の原価についてですが、お酒の原価はだいたい4~5倍相当をとっています。焼酎「鏡月」ボトルを入れると3,000円。「鏡月」の原価は600円を切るぐらいですから5倍以上。ドンペリピンクやフルーツ盛りあわせなんかだとそれ以上とっています。飲食業界と比較すればボッタクリなんです。
「鏡月」ボトルといったって、1本ずつ管理しているわけではなく、管理しているのは客ごとの酒の残量メモリだけで、裏では○リットル入りのでかいボトル
から、瓶に移して提供しているのは常識です。
おつまみだって冷凍ものをチンしてるだけですが数倍の値段を取っています(高級クラブなんかだとちゃんと料理の出来る黒服を1名確保してますが、大体は出前だったりします)。
おしゃれなインテリア空間のなかで美人キャストさんをつけてチャージ料、お酒代、指名料、TAXなどを取るのがこの業界です。
高い下駄を履くと背が高くなったような気がするみたいなものです。つまり気分よく飲んでもらうためにわざと高い料金設定をしているわけです。
すすきのでも15年前くらいはまだキャストさんの飲み物が無料とかTAXをとらない店もあったんですが東京資本の店が増えてきて、キャスト引き抜きをやったせいで客単価が妙に高くなってしまいました。もう下手に安くできない。
ここに「お客さんに楽しくお酒を飲んでもらおう」という考えはありません。
ホテルや飲食店などの不祥事は、経営陣トップから組織的にやっているところもありますが、現場の勝手な判断でやってしまうこともあります。経営陣からコスト削減のプレッシャーをかけられ、原価を下げるため現場で安い食材を仕入れるようなケースです。
これを避けるには社員を定期的に人事異動させていくつものを部署を経験させればいいんですけどね。不正はすぐに見つかるし、各部署のやり方が見えると色々な問題もはっきりしてきます。
では、この業界はどうかというと専門職の集まりなので無理。
リーマンショックや震災以降、潰れる店が増えていますから、人材も減っています。
この業界の規模自体が縮小しているのです。
人材が固定化され流動化がおきないとどういうことが起きるかというと自分の持ち場の役割の仕事をこなすことしか意識しないようになります。
キャストさんは自分の売り上げだけを気にして、黒服は自分の利害だけを考えるようになります。
同じ店で働く従業員としての意識がない固定観念だけで運営されている店はどこかイビツなところがあったり、不祥事を起こしたりします。
この業界にコンプライアンスなんてないんです。
もはやオワコン。