ネット検索中に面白い記事や写真を見つけて今回の記事にしています。

世界には非常に危険な湖が存在しており、日本の湖がこんな危険ではないのが幸いです。

今回、2つの危険な湖を取り上げます。危険な湖は,なぜかアフリカ大陸に多いようです。

 

① ニオスカメルーン

  この湖では、1986年8月に湖底から大量の二酸化炭素(CO2)が爆発的に噴き出して、1500人の住民や多くの家畜が死亡する事故が生じています。(窒息死による事故)

湖の深い場所は,91m以上の深さがある。 そして深い場所には、高濃度の二酸化炭素が封じ込められている。

事故の際、水中に溶けていた何千トンもの二酸化炭素が一気に大気中に噴き出し、そのため22.5km周囲にいた住民や家畜が死亡した。

現在は、最深部の大量の二酸化炭素を除去すべく、パイプを何本も設置してガスを抜いている状況です。(現在まだ工事継続中)

何分量が多いので、かなりの時間((年単位?)を要すると言われています。

 

② アフリカのキブ湖(別名、世界一危険な湖)

  アフリカ中央部(ルワンダとコンゴ共和国にまたがる)に位置した約2700㎢の巨大な湖。(琵琶湖の約4倍の大きさ)

  写真を見るかぎり、通常は青い水をたたえたきれいな湖なようです。 しかし、湖水爆発後は、湖面が赤茶色にきたなく変色し、おそろしい様子を見せています。(爆発時、湖底の大量の鉄分が湖上に噴き出して赤茶色に水が変色)

湖水爆発の原因は、地下深くにあるマグマから発生する二酸化炭素であり、ほかにメタンガスも大量に存在すると言われている。

二酸化炭素が爆発的に噴き出すとき、湖は爆発を起こした様な異常な状態となり、湖の周囲は大量の二酸化炭素に覆われる。

無臭のガスなだけに、近くに住む住民も全く気づかず吸い込み、多くの死者を出したようです。

メタンガスに関しては、スイス人らの技術集団及び会社が『メタン発電』を開始しており、かなりの電力を得ている。

湖周辺の安全確保(メタンガスによる爆発防止)とルワンダの電力確保の「一石二鳥」の状態であり、見事に不安な要素を取り除きつつあります。

現地技術者によれば、『ガスを大量に含む深い層の水をくみ上げ、水と二酸化炭素、メタンに分離してその後、水だけ湖に戻せば

将来的に問題はなくなってゆくだろう』と述べています。もちろん、とんでもない年数および工事費用が必要と思われますが。。。

*キブ湖の大きさ

  ニオス湖の50倍、深さは2倍以上と言われている。 

  

*下記の写真は、ネットより借用させて頂いています。

   カメルーンのニオス湖

 

 

 

マグマだまりから大量の二酸化炭素が噴出。 飽和点を超えた時点で、何かの原因(地震?)で『湖上爆発』を起こす。

致死性のCO2ガスは、山のふもとの村へ流れ込んでゆく。(ガスは無臭なので誰も気づかない)

 

湖面爆発後・・・・・水面は赤茶色に変色

 

キブ湖のガス抜き計画、メタンガス発電の仕組み

 アフリカのキブ湖(ルワンダとコンゴ共和国にまたがる湖)

 この写真だけでは、「世界一危険な湖」とは、誰もわからないでしょう。