自閉症の子のエレベーターへのこだわりに困るママへ伝える対応法 | 小児発達専門看護師で保健師による発達相談と親子教室:名古屋

小児発達専門看護師で保健師による発達相談と親子教室:名古屋

名古屋市北区の社会福祉会館で、障害や発達に遅れや不安があるお子さんとお母さんの親子教室を実施中。からだ、動き、感覚を育てるタッチケア・バランスボール遊びを楽しめます。小児発達専門看護師保健師で知的,発達障害児の親でもある佐々木へ発達相談もできます。

こんにちは

小児発達専門看護師保健師

親子発達応援roomSaule(そーる)主宰

佐々木美華です。

 

 

朝晩すっかり涼しくなってきましたね。

体調崩しやすい時期なので衣服の調整などで

乗り切りましょうね。

 

 

さて、先日エレベーター🛗のボタンにこだわりがあるお子さんの相談を受けました。

 

 

 

2歳の自閉傾向お子さん、ボタンを押すのが楽しすぎてなかなか乗れなくてママも困っちゃいますね。

 

基本公共の乗り物なので、かちゃかちゃやりすぎると他の人の迷惑にもなるしママは気が気じゃないはず。

 

とにかく早くやめさせたい!

 

めちゃくちゃわかります!!!

 

押しちゃダメ!って100万回(オーバーだけどそれくらいの勢いで)お母さんが注意してる場面が目に浮かびました。

 

でも、子どもはそんなの関係ねぇ!

で何回も繰り返します。途方に暮れますよね…

 

じゃあどうしたら良いの???ですが

 

 

・どうやったらボタン連打する行動を回避できるのか?

 

・なぜボタンを押す行動を好むのか?

・ボタンを押さない行動を増やすにはどうしたらいいか?

 

と、行動に注目して考えてみると良いです!

 

 

 

どうやったらボタン連打、回避できる?

 

 

 

答えは至ってシンプル。

 
エレベーターのボタンが視界に入らないように階段に誘導すること!

 

障害のある子たちは目に入ってきた情報が全て!その時はそれしか見えません。

 

条件反射的にエレベーターのボタンが目に飛び込んできたらとにかく押す!を繰り返している可能性が大きいです。

 

脳の特性から反射的な行動が長く残ることが多いため、エレベーターボタン連打もそこに意味はなく、ただの反射的な行動に過ぎません。

 

これは原始的な反射で、反射が出ないようになるには、体を大きく動かしたり様々な動きを経験し体の基礎をつくることが重要です。

 

・止まりたい時に意識して止まれる体

・触りたい時に意識して触れれる手

 

を育てていく必要があります。

 

なぜボタンを押す行動を好むのか?

 

 

ボタンを押すと得られる結果は何でしょう?

 

・かちゃかちゃという感触

・ボタンがチカチカ光る

 

などが想定できますね。

 

また、なんのためにやってるのかと考えたら

 

・感触を楽しんでいるから

・光が面白いから

・音を楽しんでいる

 

理由で連打している可能性があります。

 

 

上記の視点で考えてみる解決策はコレ!

 

 

①光るボタンや音の出るおもちゃで代用する

 

 

 

よくある救急車やパトカーのおもちゃなどもありますし、探せばいろんな種類のものがあります。

 

しかしこのおもちゃ音がうるさいので、大人がイライラするかも。

 

遊ぶ時間を決めたり音の出るところにシールを貼って大きな音対策をしても良いでしょう!

 

 

②自閉症発達障害の子御用達!感覚グッズを活用

 

 

 

 

②はルービックキューブみたいなグッズがあるのでかちゃかちゃしたり感触を満たすのに最適!

 

 

①、②でお子さんが欲しい感覚欲求を満たされるとエレベーターのボタンでなくても良いので連打の行動が減っていくと考えられます。

 

2歳児さんならまだ指の力が弱いかもしれないので上記のグッズが使えなければこちら

 

 

柔らかい感触で力が弱くても指でプチプチできるので、押す欲求が満たされます。

 

 

ボタンを押さない行動を増やす

 

お子さんの好きな食べ物や遊びを活用する方法です。

 

ボタンを連打して押さないとご褒美的に好きな食べ物がもらえる、好きな遊びができるようにします。

 

このパターンができてくると、ボタンを連打しない行動が良いことだと認識できてきます。

 

最初は食べ物や遊びでご褒美を始め、徐々にハイタッチや言葉掛けで褒めると良いと思います。

 

 

いかがですか?

 

お子さんの困った行動には必ず理由があります。

 

ダメ。やめて。って言い聞かせるだけは困った行動はやめられません。

 

行動そのものに焦点を当てて考えると具体的な解決策が見つかる可能性があります。

 

行動に注目して、その行動の前後を分析する考え方を応用行動分析(ABA)と呼びます。

 

発達障害や自閉症の療育で使われる手法の1つです。

 

本がたくさん出てますのでご興味があれば読んでみてくださいね。

 

お子さんの困った!を相談したいなぁと思われたらこちらをご覧ください。

 

個別発達相談

 

 

 

Saule(そーる)のHP

 

 

では!