昨日のこと。

うちのスタッフと話していて、人員配置の話になりまして。

で、新たに赴任する現場でアシスタントがほしいと言うので、1年生をつけようとするとそれは駄目だと。

なぜかと聞くと、書類作成など穴が多いからと言う。

まあそりゃそうだ。一年生だし出来ることなんて限られてますわね。

んじゃーまずは簡単な作業積み重ねていけばいいんじゃないのという話になったんですが、簡単な作業って何だとなりまして、打ち合わせの議事録でも作らせてみたら?なんて話てたらそれもNOを食らうわけです。

曰く「議事録づくりはとても難しい。素人では作れない。」とのこと。

 

私は驚きました。

 

確かに以前若手をつけてやった時も何やら打ち合わせを録音させて文字起こしさせてたんですよね。

えらく冗長な議事録だなと思ったのを思い出しました。

 

で、私の場合は議事録なんてのは割と要約して作ってしまう方なので、基本確認及び質問事項とそれに対する回答を対比できるような形で箇条書きに近い格好でまとめてしまう訳です。

それが通常の議事録だと思うんですが、どうやら要点をまとめるという事が苦手なんですね。彼もその他のスタッフも。

とりあえず最悪要点の単語をババっとメモ書きして、イエス・ノーなどの回答を書いておけば何とでもなるじゃんと私なんかは思うわけですが、どうやらそういうやり方が出来ないらしいのです。

 

彼らの議事録を見ると、確かに一言一句すべて書き出すような書き方をしがちなんですね。

おそらくは議事録を残すべき意味を完全には理解していないのでしょう。

厄介なのは彼はもう大ベテランのため、そのへんを説明しても分かってはくれないんですよね。

もうスタイルが出来上がってしまっているので。

これ以上そこの話をしてもムダだなと諦めたところ、おもむろに懐から謎の機器を取り出したのです。

見てみると、自動文字起こし機能付きボイスレコーダーのようでした。

どうやら話したことをそのレコーダーで拾うと、Wi-Fiを経由してサーバーにアップロード。

一部はそのまま文字で起こされ、細かい単語の間違いなどはサーバー上のAIか何かで補正して、テキストかなにかの形式でデータが送ってこられるという仕組みのようです。

 

「これすげえんだよ!」

 

とドヤ顔する彼に対して、私にとってはせいぜいが500円くらいの価値しかねえよなとか思いながら聞いてたんですけど、はたと気づきました。

 

そうか、ツールの価値は人それぞれだ、と。

 

暗算の鬼みたいな人からすれば計算機なんて何の意味もない道具でしょうし、貧乏大学生が月末を乗り切るための手料理を作るだけなら包丁なんて100均で十分。

でも暗算が2桁以上は時間がかかる人にとっては計算機は絶対に必要なものですし、休日のお父さんの点数稼ぎ道楽料理にはこだわりの包丁が必要だったりするわけです。

道具というのは人によって価値が大きく変わるものだという視点が抜け落ちていました。

 

やはりいろいろな人と接するって大事ですね。

自分の世界に固執しててもいいことは無いと改めて思う3月のある日でした。