約2年にわたった妻の不倫は終焉した。
不倫相手から切り出された別れによって。
不倫相手が許せない妻は、前に記したように復讐を試みるが失敗に終わる。
それでも馬鹿な私が妻に力を貸し、一定の成果は得た。
さすがにここまでくれば、夫に感謝の意を持って接するようになるだろう。
そう考えるのが普通だと思う。
でもそうではなかった。
妻が不倫相手の奥さんに払った慰謝料の件は、私が解決した。(詳細は伏せる)
ただ、少年団での立場を回復することはできなかった。
不倫相手はコーチを続け、
結局、私の息子は退団した、、、
妻は納得いかない。
私に不満をぶち撒ける。
「なぜうちだけ?」
「あまりにも不平等だ」
「許せない」
元不倫相手がいかに卑劣か、更には元不倫相手の妻に対する怒り(意味不明だが)を交えて、連日訴えてくる。
私はその度、いい加減にしろと罵る。
私が手を貸す前と同じ状況なのだ。
記憶は定かではないが1ヶ月か2ヶ月か経過したころに妻は、
「もういい、あなたには頼らない」
のような台詞を吐いて、不毛なやり取りは終わった。
その後はしばらくの間、平和な日々(これまでと比較するという意味で)が続いていたと記憶している。
もとの夫婦関係には戻っていないが、子供の為に可能な限り普通に会話をしていたと思う。
ただそんな日々は長く続かなかった、、、