浮気相手の妻、A美からの電話。

 

夫であるC男との昨晩のやり取りについて、報告からはじまった。

 

C男に私の妻との浮気を問いただすと、当然のことだが、白を切ったそうだ。

 

ところが、外泊の話(※)を出すと、顔色が変わり、

「どうして、それを知っているの?探偵?」などと、言い出し、簡単に白状したとのこと。

 

※私の妻は、友人宅に泊まると言い、C男は実家に泊まると言い、二人で逢瀬した日の事。

 

馬鹿な男だ。

 

そこからは、C男がひたすら謝罪、もう2度としないと約束したという。

 

A美は、私に対し、妻との関係を修復するよう依頼してきた。

私は、この間の妻の私に対する言動ついても赤裸々に語りつつ、無理だと伝えた。

 

A美は、これからのお互いの家庭の為に、私たち夫婦にも関係を修復して欲しいと懇願してきたが、「私はできない」と、平行線を辿る会話に終始した。

 

なお、C男からは、今夜私あてに直接謝罪の電話が入るとのこと。

 

 

電話を終え、職場に戻る。落ち着かず仕事にならない。

 

仕事を早めに切り上げ、予約したホテルへチェックイン。C男からの電話に備える。

 

20時過ぎ、LINEが届く。

 

C男「●●(私のこと)、今から会えないかな?直接会って、説明したいんだ」

 

何というか、猫撫で声のようなLINEの文章だった、、、気持ち悪かった。

 

私「家にはいないから、電話で」と、返信

 

C男「場所を変えて話すから、少し時間が欲しい」とのこと

 

小一時間後に着信あり。

 

 

落ち着いて話すつもりが、一言目から

 

私「お前、ふざけてんじゃねーぞ、どういうつもりだ?」

 

C男「いや、ちょっと聞いて欲しい、そんな関係ではないんだ、、、」

 

私「とぼけてんじゃねえよ!どういう気持ちで、俺と会ってたんだ?頭おかしいのか?」

 

本当に普通に接してきていた。家族同士での食事、子供の少年団の練習や試合、少年団の父親同士での飲み会。よく、普通の精神状態でいられたもんだ。

 

C男は、私の妻とただ会っていただけで、特別な関係ではないと、白を切るつもりだったのだろう。

しかし、私の予想外の口調にたじろぎ、トーンが変わり、浮気を認め、謝りはじめた。

 

認めたことで、私はC男に対し、罵詈雑言を浴びせた。怒鳴った。ビジネスホテルの隣部屋の方に申し訳ないくらい大声だった。

 

最後に、

 

私「絶対に許さない。とにかく妻との関係は今すぐ終わらせろ!」

 

C男「分かりました。これから、連絡してすべて終わりにします。」

 

これで、C男との電話は終わった。あまりに興奮し過ぎて、どれだけの時間が経ったか覚えていない。

 

それから、まもなく、C男からのLINE。

私の妻に対し、「関係の終焉について」連絡を入れたとの報告だった。

 

さて、次は妻だ。どう話すか思案していると、、、

妻の方から、電話がかかってきた。