これぞ!アフロビート!!決定版
FELA KUTI「NA POI/ZOMBIE」

アーティスト: フェラ・クティ
タイトル: NA POI/ZOMBIE
これは泣く子も黙る、アフロ・ビート名盤。とにかく聴いて欲しい。もう説明は要らないと思う。冒頭のかけ声の後始まる「NA POI」では重厚なブラスによるリフがグイグイ楽曲を加速させる。そこにパーカションとフェラのかけ声。ベースがうねる。始まって数分も経てばあっという間にトランス状態だ。しかし。しかし。しかし。なんと言ってもこのアルバムでのメインディッシュは「ZOMBIE」だ!
「ZOMBIE」そう、まだ東京に出てきて直ぐの話し。東京の大学を受験して受かったのに、何故か1、2年生の間は埼玉県だった(笑)。それでも東京に数十分で出られる事は十分な興奮だった。レコードを漁りに週末は都内を巡り、授業サボってスタジオに入りというやりたい放題な毎日を過ごしていた。
当然、新しい分野に手を伸ばしたくなる。そこで色々考えた。そして・・・
「やはり人類のルーツはアフリカとかインドだろう。それならご当地の音楽を極めれば、すなわち人間のルーツを極められるだろう!!」
ところが、である。アフリカの音楽を聴きたいと思って多くのレコードやディスクを購入するのだが、なんだか欧州市場向けの音楽が多い。別に内容自体は悪くはない。しかしDecoyが聴きたかったのは、アフリカのミュージシャンにリスペクトされ、当地の若者を地下室で陶酔させるような音楽だった。毒が有ってもっとセクシーでなくては行けない。。。
そんな時に、キザイア・ジョーンズのインタビューを読んだ。彼がアフリカのブラック・プレジデント、ファンキー・ゴットファーザーつまり、アフロ・アメリカンにとってのジェームス・ブラウンのような存在として、フェラ・クティの名を挙げていた。直ぐに大型レコード店で調べた。そしてこのアルバムに行き着いた。
フェラ・クティは元々、ミュージシャンというよりは革命家というポジションが似合う男だ。彼は音楽活動を通してナイジェリアの軍事政権との闘争に明け暮れた。
そう、どこかレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなんかが近いと思う。もっともレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの方がおそらくフェラ・クティを意識していたのだろうが。
このアルバムの面白いところは、「NA POI」のような反体制的でない曲も、含まれていることだ。彼自身、おそらく思った内容をどんどん曲にしていく過程で、おそらく政府への不満が募ることが多かった為、反政府的な楽曲が多くなったのだろう。その感情が強ければ強いほど、アグレッシブな楽曲が生まれるのだろう。
さて聴きどころであるが、やはりなんと言ってもリズムセクションだろう。うねるうねるうねりまくる。これぞグルーヴだ。全てのダンスミュージックのルーツなのだろう。ベースとドラムとパーカッションの休符の付け方や、タメ、全てが素晴らしい。そしてタイトなホーンセクションによるリフ。フェラのかけ声一つでビックバンドがバシッと決める。アグレッシブで痛快だ。
以前、紹介したトニー・アレンのドラムが冴え渡る。音質もいかにもなアナログ録音でとにかく図太い。これがとにかく格好いい。トニー・アレンのキックなんて本当に最高の音だ。ホーンもいい感じに割れている。そしてアルバム2枚集めてもたった4曲(笑)。一曲一曲トランスしてます。そしてゆっくりとした時間の中で各々がじっくりとインプロビゼーションする。そしてフェラ・クティの指示で、所々でキメが入りそして煽る。そしてコーラスとのかけ声。これはライブで本物が観たかった。
実際の録音はそれこそ71~72年くらいと言われており(あまり定かではない)、既に30年以上も経っているのだが、今聴いても全く古い感じがしない。素晴らしいモノは、どれ程の時間が過ぎようと素晴らしい。これは、最早世界遺産である。
アフリカの最も、アグレッシブなこの音楽を是非一度耳にしてみて下さい。
「ん?このフレーズって?」
聞き覚えアルでしょ?そりゃそうです。彼の音楽スタイルが存在しなければディープハウスは、生まれなかったのです。既にフェラ・クティはこの世にはいない。しかし彼の残した素晴らしい音楽は、これからも永久に世界のダンスフロアを揺らす。彼の魂のグルーヴは未だ終わらない。
FELA KUTI「NA POI/ZOMBIE」

アーティスト: フェラ・クティ
タイトル: NA POI/ZOMBIE
これは泣く子も黙る、アフロ・ビート名盤。とにかく聴いて欲しい。もう説明は要らないと思う。冒頭のかけ声の後始まる「NA POI」では重厚なブラスによるリフがグイグイ楽曲を加速させる。そこにパーカションとフェラのかけ声。ベースがうねる。始まって数分も経てばあっという間にトランス状態だ。しかし。しかし。しかし。なんと言ってもこのアルバムでのメインディッシュは「ZOMBIE」だ!
「ZOMBIE」そう、まだ東京に出てきて直ぐの話し。東京の大学を受験して受かったのに、何故か1、2年生の間は埼玉県だった(笑)。それでも東京に数十分で出られる事は十分な興奮だった。レコードを漁りに週末は都内を巡り、授業サボってスタジオに入りというやりたい放題な毎日を過ごしていた。
当然、新しい分野に手を伸ばしたくなる。そこで色々考えた。そして・・・
「やはり人類のルーツはアフリカとかインドだろう。それならご当地の音楽を極めれば、すなわち人間のルーツを極められるだろう!!」
ところが、である。アフリカの音楽を聴きたいと思って多くのレコードやディスクを購入するのだが、なんだか欧州市場向けの音楽が多い。別に内容自体は悪くはない。しかしDecoyが聴きたかったのは、アフリカのミュージシャンにリスペクトされ、当地の若者を地下室で陶酔させるような音楽だった。毒が有ってもっとセクシーでなくては行けない。。。
そんな時に、キザイア・ジョーンズのインタビューを読んだ。彼がアフリカのブラック・プレジデント、ファンキー・ゴットファーザーつまり、アフロ・アメリカンにとってのジェームス・ブラウンのような存在として、フェラ・クティの名を挙げていた。直ぐに大型レコード店で調べた。そしてこのアルバムに行き着いた。
フェラ・クティは元々、ミュージシャンというよりは革命家というポジションが似合う男だ。彼は音楽活動を通してナイジェリアの軍事政権との闘争に明け暮れた。
そう、どこかレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなんかが近いと思う。もっともレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの方がおそらくフェラ・クティを意識していたのだろうが。
このアルバムの面白いところは、「NA POI」のような反体制的でない曲も、含まれていることだ。彼自身、おそらく思った内容をどんどん曲にしていく過程で、おそらく政府への不満が募ることが多かった為、反政府的な楽曲が多くなったのだろう。その感情が強ければ強いほど、アグレッシブな楽曲が生まれるのだろう。
さて聴きどころであるが、やはりなんと言ってもリズムセクションだろう。うねるうねるうねりまくる。これぞグルーヴだ。全てのダンスミュージックのルーツなのだろう。ベースとドラムとパーカッションの休符の付け方や、タメ、全てが素晴らしい。そしてタイトなホーンセクションによるリフ。フェラのかけ声一つでビックバンドがバシッと決める。アグレッシブで痛快だ。
以前、紹介したトニー・アレンのドラムが冴え渡る。音質もいかにもなアナログ録音でとにかく図太い。これがとにかく格好いい。トニー・アレンのキックなんて本当に最高の音だ。ホーンもいい感じに割れている。そしてアルバム2枚集めてもたった4曲(笑)。一曲一曲トランスしてます。そしてゆっくりとした時間の中で各々がじっくりとインプロビゼーションする。そしてフェラ・クティの指示で、所々でキメが入りそして煽る。そしてコーラスとのかけ声。これはライブで本物が観たかった。
実際の録音はそれこそ71~72年くらいと言われており(あまり定かではない)、既に30年以上も経っているのだが、今聴いても全く古い感じがしない。素晴らしいモノは、どれ程の時間が過ぎようと素晴らしい。これは、最早世界遺産である。
アフリカの最も、アグレッシブなこの音楽を是非一度耳にしてみて下さい。
「ん?このフレーズって?」
聞き覚えアルでしょ?そりゃそうです。彼の音楽スタイルが存在しなければディープハウスは、生まれなかったのです。既にフェラ・クティはこの世にはいない。しかし彼の残した素晴らしい音楽は、これからも永久に世界のダンスフロアを揺らす。彼の魂のグルーヴは未だ終わらない。