明朗会計 | MY LIFE AS A FOOTBALL 2

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ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

隣組のお葬式、無事終了~~か?

とにかく我が隣組、お町なのに限界集落に近い。
若衆・・・・・・皆無・絶無!

というわけで組長のワタシと、若頭のテツ(※)との二人で八面六臂の活躍ぶり。
自分で言うなって? じゃあ、誰がホメてくれるの? だれ~~も^^

 ※ 幼なじみ、同級生の弟。 
    鉄工所の息子で名前が鉄雄。
    天パのロン毛を角刈りにして、現在ダイエット中のナイスガイ。

ま、活躍といっても、今時ほとんどは業者さんがやってくれます。
唯一の見せ場は、帳場の会計だけといっていいでしょう。

ワタシとテツのコンビは、一発会計問題なし!の記録を継続中です。
ワタシが記帳し、テツがとなりでお金を集計します。
頃合いをみはからって、となりにアイ・コンタクトすると、OKマークが出る、というパターンです。
今回も快調に推移し、お通夜は一発でご名算。

近頃は、お通夜にお香典を持ってくる人が多いことや、
翌日の告別式が普通日である、ということから、参列者もそれほど多くないはずと読み、
『こりゃあ、明日も楽勝だろう』と、タカをくくっておりました。

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「多い?」

お葬式も半ばを過ぎ、もうそろそろかな と、となりを見ると、
テツはまだお金を数えております。 ん? この微妙なタイミングのズレは・・・・・・

案の定、「5000円多いヨ」 とテツの声。

クソーっ 記録が途絶えたかぁ~  そっち?
そうです。お金がどうこうより、アイコンタクト~OK!のパターンがくずれたことの方がショックでした^^

話に聞く、1円でも合わないと合うまで残業する・・・・・・銀行は今もそうなんでしょうか?
こっちは5000円多いわけですから、ワタシがいただいて終わりってことに^^ コレコレ

 結局、会場ではご名算ならず、ワタシの家に持ち帰り再計算しました。

んんが、合わんもんは合わん! 多いもんは多い!

誰かが5000円と書いて、間違って10000円入れちゃったんだろう と。
それを、こっちであらためる際に見逃してしまったんだろう と。
または、5000円のピン札が2枚重なっていたんだろう と。

う~~~~ん、納得しかねる組長と若頭。
かたや、いち早く納得し「いいじゃん、それで」と、なんの問題もないらしい組長の母。

納得しかねる・・・
でもそれは、はっきりこうだからというものではなく。
なんとなくモヤモヤしているわけで。

だから組長と若頭は、最後にもう一度だけチャレンジします。
いやいや、こう何回もやると、香典の名前や金額、字の特徴まで覚え始めてるなぁ^^

しばし、お互い顔に似合わない地味な作業を黙々とつづけている と・・・・・・

「あったぁーーーっ 見つけたぁーー」

組長絶叫し、天地明察となった瞬間です^^ めでたし めでたし

原因は ”思い込み”  これです。

あるグループの香典は、一律5000円という話が伝わっていました。
よってワタクシ、その10件ほどは、スルーしていたわけです。
がしかし、まあ最後だから、と念のため香典袋の後ろを見たわけです。
するとそこには、燦然と輝く「10000」の数字が。

分かってみれば、なんという事もない単純な話。

「お疲れ もういいぞ とっとと帰れ^^」

んじゃあね、とテツが帰って行き 本日の組長の任務 完了でございます。
あぁ、疲れたこと