バレンタインデーは沖縄ですごすことになった。
何より祖母が生きてこの日を迎えられたことが嬉しい。
救急車で運ばれた話を聞いた時はそれすら難しいと思っていたから。
旦那にはラインでバレンタインのメッセージを沢山送った。
わたしの泊まったホテルは、窓からスタジアムの見える場所だった。

話は変わる。
沖縄に行く前、翔んで埼玉という映画を観た。
タイトルやあらすじを見て、くだらなさそうだと思ったが、沖縄出身のガクトさんと二階堂ふみさんが出演しているから。
今日、その映画を観て良かったと思えたことがあった。
カーショップでたまたま学生時代の女性の後輩に会って、向こうはわたしのことを顔も名前もちゃんと覚えていた。
同世代の人たちの話になった。
みんなある程度出世したり、いっぱしに家庭を築いて家を建てたりしている話になった。
わたしは結婚したとはいえ、子供があるわけでもなく、大して築いてきたキャリアもなく今は無職。
そんな時、翔んで埼玉のことを思い出した。
たとえ何もなくても、どんなにディスられても滋賀県民は誇りを持つために立ち上がった。
これは地域の問題だけではないと思う。
わたしも、自分は〜だからとか、〜がないからとか言って人前で自分を下げるような態度をとってはいけない。
その女性の後輩に蔑む嘲るような表情が一瞬チラついた気がしても、わたしにも他の人たちにはない良いところがあるんだよ!と思いながら見返して堂々とした。
その後、上記の映画のことを思い出して、わたしももっと登場人物たちのことを見習わないといけないと思った。







