貧乏神に取り憑かれているんじゃないかと思う程、幼少期から、お金に縁がない。


働く体力も頭脳も乏しい。嫌な人生、くそうとばかり思っている。


大体、変に金に縁のあるやつは、おかしなやつが多くねえか?と、僻んでばかり。親戚の叔母はんとか、あの時代の恵まれた人と結婚したおかげで、一生涯、パートにも出ず、旅行行き放題、うめえもの食い放題。いいねえ、大した努力もなしに、運だけいいと。単細胞で、失礼なオニババの癖に。といつも思っていた。


獣臭い気がする。本質じゃない。そんな風に感じた。


でも、オレは元々、贅沢じゃないからいいや、動物の皮のバッグとかお財布など、ゾッとする。何の価値も感じない。海外に行きたくない、潔癖症で日本旅行も外のトイレも怖い。粗食が大好き。玄米と味噌汁と納豆と野菜など。化粧は、20歳から一切してない。高校生の頃の方がマスカラとかチークとやってた。何か、余計なものを塗ったくるのが大嫌い。アクセサリーも興味がない。服も安いので。


じゃあ、何が楽しみなんだ。ああ、でもやっぱり、たまには、綺麗な自然や建物を見たい。そのくらいか。ラーメンも食べるし。


あんま、いいことあると、後で、変な事になっても嫌だしね。