サカナのコト。

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高校生の頃のあたしに、「お前は俺の魂の片割れだと思う」と告白してくれた男が居ました。


その頃バンドをやっていたあたしは、音楽を通してこの7つ歳の離れた彼と出会いました。


彼は信念を持って働く介護士で、勤め先の病院と方針が合わずに対立していたところ、別の病院の精神科の医師にその信念を買われ、勤め先に辞表を叩きつけて引き抜かれていきました。


今の職場ではとても遣り甲斐を感じているようで、自分の苦労や病院の外面よりも患者の将来を最優先し、型破りな処方をしては周りを驚かせて生き生きと輝いています。


老後はだだっ広いハイウェイをバイクでかっ飛ばしたいとか、暇な時には庭でロクロを回してのんびりしたいとか、死ぬまでファンキーでいたいとか、とにかく変わったヤツです。


ホントにホントに心の優しいヤツで、優しすぎてウツ病になっちゃうようないい男です。

(精神科で働くよりも、患者になった方がいいんじゃないかと思う。)



当時、付き合えば必ず別れが来ると思っていたあたしは、彼を一生失いたくなくて、彼の告白を断りました。

彼氏にしてしまうといつか必ず別れが来るんだから、それよりは友達として一生繋がっていたかった。


でもそんなあたしの想いとは裏腹に、それ以来彼はあたしの前から姿を消してしまいました。


だから、2、3年後、彼から久しぶりに連絡が来た時はすごくビックリした。

以前のようにメールや連絡のやり取りができるようになった時は本当に嬉しかった。

でも、会うのは1、2年に一度程度になってしまいました。


それでもやっぱりあたしは、あの頃中途半端な気持ちで付き合わなくて良かったと思うのです。

今ならあたしも、「こいつはあたしの魂の片割れだ」と思えるから。


1年前か、2年前か、とにかく一番最後に彼に会ったときにはすごく驚かされました。

以前はそうじゃなかったのに、いつの間にかとっても精神が不安定な男になっていたの。


その彼に、昨日再び告白されました。

正確には、させました。


ここでは、とりあえず彼のことを何て呼ぼう。


イヌ…。 犬はあんまりだ。

第一、犬のようにしっぽ振ってついてくるような男じゃない。


ベースやドラムも良くないな。そもそもそれって、生き物じゃない。


…サカナ?

ダイビングが趣味だし、熱帯魚飼ってたし。なんとなくイメージが魚屋の軒下に並べられてる魚っぽい気がしてきた。


そうだ。サカナと呼ぼう。




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