ブログを放置しておりました。何故かって?
やる気がなくなったから!!
理由はこれ!!
スタローン、アカデミー賞受賞ならず - 助演男優賞はマーク・ライランス
http://news.mynavi.jp/news/2016/02/29/211/
コメントは差し控えていた・・・でもな!!
やっぱりショックだったんだよ!!(泣)
考えれば考えるほどショックだった。
「クリード」でのロッキーは泣きすぎて頭痛がするほど感動させてくれた。
「ロッキー」「ロッキー・ザ・ファイナル」に匹敵する感動作だった。
なのに!!なのに!!
正直言ってスタローンの弟のフランク・スタローンばりにSNSで罵詈雑言を吐こうとした。
でもtwitterで叩かれたりしたらショックでご飯食べられなくなるし・・・
小心者の俺は部屋で段ボールに向かってエアガンを乱射する事しか出来なかった。
それからというものの俺も3月に入ってからパッとしない毎日だ。
2月は急きょバリ島に行けたりビーパワーハードボイルドのサイトをオープンさせて、フルちんでツイストダンスを踊るような日々だったのに、今はこうしてまた泥水をすする日々を送っている。
ブログも放置気味なので、これを気に「ハーバード大にて演技を学び、元スクリーン編集者。現在はサンタモニカを拠点にハリウッドの第一線で映画情報をお届け。本当は耳が聞こえていない。」とプロフィールを改ざんしてシネマトゥディからの情報をコピペしてtwitterで配信するという新たな生き方を模索しようとも考えた。
しかし、それでは俺はいつまでもボンクラだ。
こんな時こそ不遇の時代を何度も過ごしてきたスタローンから学ばないと。
この状況から脱出しないと・・・・
というわけで今回は「ランボー怒りの脱出」より4年前、ベトナムではなくてドイツから脱出した
「勝利への脱出」をご紹介します。
勝利への脱出 [DVD]/ワーナー・ホーム・ビデオ

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パッケージから湧き出る勝ち組感!!「内定先はテレビ局!!」「彼女はモデル!!」「親は地主!!」
でも出せないであろう圧倒的勝利だ。
1981年、「ロッキー」成功後、「ランボー」撮影前のまだスタローンが戦場帰りの殺戮マシンになる前のいろんな役柄にチャレンジしては微妙な結果を残し続けていた頃の作品。
時は1943年、第二次世界大戦最中のドイツの捕虜収容所。
過酷な日々を過ごしているのかと思いきやサッカーに興じる捕虜たち。
「プライベートライアン」と同じ時代の物語とは思えないピースフル過ぎる世界観だ。
「争わずスポーツを楽しむ」という人類が目指すべき光景にほっこりするが、これは決して山田洋次監督作品ではない。あくまでシルヴェスター・スタローン主演作品だ!!
暇を持余し空地でサッカーに興ずる(再度確認だが戦時中だ!!)連合国軍捕虜達の姿を見て、ドイツ軍はドイツ代表対連合国軍捕虜チームとの親善試合を思いつく。
捕虜のリーダーでありワールドカップにも参加した事のあるコルビー(マイケル・ケイン)はこの提案を受け、サッカーチームの人選に入るが、上官達は裏では試合を利用した大規模な脱走を計画していた。サッカーか脱出か!!スポーツマンシップと戦時中という現実に苦悩する男たち!!
未見の読者であれば最後にスタローンがマシンガンでスタジアムごとドイツを血の海にする事を想像するだろうが、この映画の見どころはスタローンのポンコツっぷりだ。
本作のスタローンはハングリー精神に溢れるイタリアの種馬もベトナム帰りのすごい奴でもない。純度100%のポンコツっぷりをスパークさせる。
まずスタローンだがさっぱりサッカーのルールをわかっていない。
メンバー選定の相手プレイヤーにハイパータックル
みんなの前でマジギレされるスタローン。
(「ダークナイトライジング」でのマイケル・ケインはいう事を聞かないと泣いた後に拗ねて家出するが、本作のマイケル・ケインは超スパルタにキレる!!)
サッカーの神様ペレからも容赦ないダメ出し。
オブラートに包んでいるが「サッカーの才能ゼロ!!辞めてまえ!!」くらいの勢いだ。
思わず笑いを堪えるマイケル・ケイン!!
いろいろあって、一度一人で脱出するものの、自ら戻ってきてお仕置き部屋に籠るスタローン。ちっとも男のリトマス試験紙ではない姿にめまいがするが、マイケル・ケインの粋な計らい(本来のスタメンの腕を折って欠場させる)でゴールキーパーとしてスタメンの座を確保する。
しかし、試合当日・・・
論外にも程がある質問をかますスタローン。
スタローン、マイケル・ケイン、そしてサッカーの神様(ペレ)というレアル・マドリードが大学のフットサルサークルくらいに感じるイナズマイレブンぷりがハンパない連合国。
大観衆の中、はじまった試合だが、審判のめっちゃドイツ寄りのジャッジ、そして試合当日までサッカーのルールを把握していないスタローンの戦力外プレーにより1-4のスコアで前半を終える。
完全にやる気を失ったスタローン、ハーフタイム中に脱出の準備ができた事もあり、「もともとサッカー好きじゃなかったし!!逃げよう!!」と男気ゼロの提案をする。
ここで負傷していたペレが男気のストップ高を記録する名言!!
「今やめると心が一生傷を負う 出てくれ!!」
しびれる!!実際、辞めてばっかりで心に致命傷を負いまくっている俺も画面の前で正座した。
果たしてスタローンは男気を見せるのか!?ていうか試合は!?
これはぜひともみなさんの目で確かめて欲しい。
俺たちが悩んだとき「戦え、武器を手に取れ」と明確かつ毎度同じアンサーを叩きつけるスタローンもこんな時期があったのだ。
スタローンも最初から完璧でなくサッカーの神様から「男気」を教わっていたのだと思うと感慨深い。
そう考えると悩みくすぶっている日々も無駄ではないのだなと思う。
「勝利への脱出」を観て心の靴紐を絞めなおした次第だ。
そしてスタローン自身
「試合には最後まで出よう、そしてサッカーのルールはきちんと覚えよう・・・・
でもやっぱり火薬量が足りない」と反省して翌年(1982年)「ランボー」を製作し戦闘マシンの道を突き進んでいったのであった。
はしゃぐスタローン。格ゲーなら確実に→↓↘+Pの対空無敵時間が発動している。
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