イケてるオヤジになりたかったらジローラモよりスライを見習え!!「コブラ」(ネタバレ) | 放課後エクスペンダブルズByデッドプー太郎

放課後エクスペンダブルズByデッドプー太郎

映画界の最底辺ブロガー。

ハリウッドのアホほど金かかってるけどさっぱりストーリーのない超大作が大好き。

「往年の日曜洋画劇場」のおもしろさをブログで再現!!
を目指しているけど映画ブログの中でも屈指の偏差値の低さを記録中。

淀川長治さん、ごめんなさい。

こんばんは!!デッドプー太郎です。

以前からたまに

「チョイ悪オヤジ」

「ちょいロクでなし」

「ちょい下ゴコロ」

「ラテンな色気」

「遊びの達人は連れ出し上手」

等、声に出して読みたい日本語の宝庫なので(笑)、国語の教科書代わりに「チョイ悪オヤジ」で有名な雑誌「LEON」を読むのですが、潔いまでに「中高年がモテるためには!?」に特化していますね

雑誌ではファッションだけでなく、車、隠れ家的な高級旅館、オシャレなバー、葉巻等を紹介されていますが、出てくるモデルがみんなショーン・コネリーやジャン・ポール・ベルモンド、ロバート・ダウニーjrみたいな外国人ばかりなので全く参考にならないという壮大なオチが付きます(笑)

とにかく!!放課後エクスペンダブルズ的に言うと、雑誌をちまちま読んで研究したり、こっそりバーに通いつめてバーの馴染み客になろうと努力したり、マジックを覚えて自然に女の子に触れようと頑張る時点でイケテないぜ!!

イケてる親父、いや、イケてるホモサピエンス(雄)になりたければこれを観ればOK!!

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ティアドロップサングラスに口にはつまようじ、皮ジャン皮手袋でビシっと決めて
ハンドガンはジーンズのベルトにホルスターなしで直接IN!!


男が思う「カッコいい」の特盛り全トッピング!!

映画のオープニングも負けていない!!

「アメリカ
押しこみが11秒ごとに1件
武装強盗が65秒ごとに1件
暴力犯罪が25秒ごとに1件
殺人が24分に1件
強姦は毎日250件」


というナレーションからの!?

コブラの絵が描かれたグリップ付きのコルトゴールドカップナショナルマッチからの!?

発砲音から!?

「COBRA」の文字!!という童貞なら失禁せざるおえないハードボイルドさ!!。

夕焼けに映えるバイクのシルエットで更に骨抜きにされた後で
ショットガン片手にスーパーを襲う悪党が登場。

店に立てこもった犯人に対しSWATがヤキモキしていた所を尋常じゃなく雑なドライビングテクニック(おそらく仮免)でマリオン・コブレッティ刑事、通称コブラが登場!!

「店ごと吹き飛ばしてやる!!」と喚く犯人に対して
眉ひとつ動かさず「やれよ。俺の店じゃない」と返すコブラ

その後もぐちゃぐちゃと意味不明な事を喚く犯人だったので
「俺が薬だ、治療してやる」

と太ももにナイフを投げつける!!さすがコブラだぜ!!と思ったのもつかの間
犯人めがけて発砲!?

しかも6発も!?

「逮捕する気はなかったのですね」と劇中の人々も視聴者も驚くのもつかの間、
帰宅がてら交通整理をワイルドにサクッとこなし、

新聞は一目見ただけでバーベキューコンロへ!!

冷蔵庫からピザを取りだしそのままはさみで食う!!
皮手袋、グラサンは決して外さない!!


男なら中高生の時に一度はサングラスや皮手袋を買ってはしゃいだものの、「外につけていくのも恥ずかしい」ということで机の引き出しにそっとしまった経験はあるはず。

何も恥ずかしがることはない!!家の中でも着けてたらいいとスライが教えてくれます。
少なくとも俺は救われた!!

コブラとピザ

食後はテレビを見ながらたまごケースに入れたメンテナンスキットで相棒コルトゴールドカップナショナルマッチのお手入れ!!

上記の通りイケてる男のファッションのみならずライフスタイルを完全に網羅した作品!!

ちなみに本作でもりんごにかじりつくスライが拝めます。スライにとっての「カッコいい」の象徴はリンゴなのでしょうか。ギンティ小林さんあたりが本人にインタビューしてくれないですかね?


しかし、この映画には唯一欠点があります。



おもしろくない。






新世界がどうのこうのとボヤき火の用心のように斧をカチカチするカルト集団が敵なのですが
何がしたいかわからなさ過ぎる・・・・通常「何を考えているかわからない無差別殺人」というのは本当に恐ろしいのですが、全く考えがわからなさ過ぎて眠気を誘います・・・・

現に2014年になった今でも彼らが言う「新世界」が何か見当がつきません。

襲われるのが当時スタローン夫人のブリジット・ニールセン。これがまた・・・・セクシーな衣装とかもきているのですが、何故かパッとしない。おそらくコブラに守られる必要のなさそうなガタイだからなんでしょう。

その後、カーチェイスシーンでニトロ噴射システム付きという車に乗りワイルドスピードのドミニク並のドラテクを見せつけるコブラに一旦息を吹き返すものの、フライドポテトに尋常じゃない量のケチャップをかけるブリジット・ニールセンにまた失速。

マシンガンと手榴弾を装備し、悪党掃除機と化したコブラが52人殺害という匠の技を見せつけるので両手放しで絶賛するべきなのですが、「何だかなぁ・・・・」という思いを残しエンドロールへ。

28歳になったデッドプー太郎ですが13歳の時に観た感想と全く一緒でした。


だいぶ考えた末の私の考察なのですが・・・・

スライが「ダーティーハリーよりもダーティーに」をマニフェストに男のカッコ良さを追求し過ぎた結果、肝心の脚本よりもコブラのキャラ設定に闘魂を注入し過ぎたために、壊滅的におもしろくない内容となってしまった反省作。いわば男のジャポニカ学習帳!!

といった所でしょうか。


最後に同じ事言いますが良い作品ですよ。

おもしろくないという点以外は。

エンドロールに流れる曲。Voice Of America'sSons。



やっぱ・・・おもしろいとかおもしろくないとか細かいことどうでもいいっすね!!

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