この記事はアニメ 銀河英雄伝説Die Neue These 第2話「アスターテ会戦」のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
また銀河英雄伝説全編のネタバレを含む可能性もあります、初見の方はお気を付けください
「銀河英雄伝説 Die Neue These」
このアニメに関しては感想に「妥協したくない」という気持ちが強いだけに1話感想の文章も練りに練って書いたのですが、
2話以降もそんな風に拘りまくって書くといつまで経っても書けないので、とにかく見た感想を、見た日にブワーっと書きたいなと思います
第2話 「アスターテ会戦」
予想通り、同盟サイドというか、ヤンサイドから描いてくれました
「銀河英雄伝説」のもう一人の主人公、ヤン・ウェンリー
軍人らしくなく、歴史が好きで、紅茶が好きで、色んな意味で私の生き方考え方に影響を及ぼしたこの方が新しい銀英伝アニメでどう描かれるのか興味津々な2話でした
まず冒頭、要するに「数で優ってたのに同盟軍が帝国のラインハルトにフルボッコにされましたぜ」っていう趣旨の状況説明が入って、そこからX時間前に時間を遡ります
この“X”時間前っていうのが「変な考察をさせないぞ」という意図を感じていいですね(笑)
旗艦パトロクロスのヤンの私室の私物が映ります
陶器のティーセットに、歴史書、そしてヤンが自分でまとめたと思しき資料をファイルしたバインダー、ですかね?
OPを挟み
第2艦隊の総司令官パエッタに自分の作戦案を上申するヤンですが、「消極的過ぎる」と却下されます
パエッタも実はそこまで馬鹿な人でもないのですけど、「帝国を打倒しないといけない」っていう政治的なしがらみからヤンの案は飲めなかったのでしょうね
そこへ、放映前から期待されていたこの人が登場(個人的には「この子」って風に見えました)
ラオ「幕僚のラオです、『エルファシルの英雄』と同じチームになれて光栄です!」
もうめっちゃヤンを尊敬しまくってるって感じで目をキラキラさせてます
まだ少年って感じですね。ちなみに“ヤンから見たら同世代に見える”年代だそうです
ご存知の人も多いと思いますが、前作アニメ版ではアッテンボローに出番を取られ、このタイミングでは登場しません
小説版から大きく扱いを変えられてたキャラの筆頭と言えるでしょう
ついでに、藤崎竜先生によるヤンジャンの漫画版でさえ、彼の登場はぶっとい葉巻をくわえたアッテンボローに取って代わられています
ラオ「准将、私は悪運が強いんです」
死亡フラグにも生存フラグにも聞こえることを熱く語ります
ヤンも「あやかりたいものだな」と返します。多分心の真底からの言葉でしょう
さて、ラオの悪運はどこまで持つやら、それはひょっとしたら神(=作者)さえ知らないかもしれません
「ディ・ノイエ・テーゼ」では、どっかのタイミングで死んじゃうかも…
さておき、第二話「アスターテ会戦」
ラインハルトVSヤンの本当の始まりです(厳密には違うのですが)
第4艦隊と連絡がつかなくなり、慌てふためくパエッタ司令官を尻目にこっそりコンソールを操作するヤン
まだバラバラなのに敵を取り囲んだ気でいる自軍に不安しかなかったヤンは傍目には何をしているのか分からない行動に出ています
それにしても、ヤンの顔がキルヒアイスほどではないですが、かなりキリッとし過ぎているような気がします
前作アニメに比べると、やや「軍人」や「戦士」寄りの顔立ちになってるかもしれません
そんな中、第4艦隊を見捨て、第6艦隊と合流しまず数の上で優位に立つべきだと進言しますが、割と謎の珍言がパエッタから飛び出しました
パエッタ「パストーレ中将は百戦錬磨だ!むざむざやられはせん!」
敵の若いローエングラム伯に対し、経験で優っているからパストーレは簡単に負けないと主張するパエッタ
ある程度話が進まないと分からないことですが、同盟って戦争するたびに負けたことを国民に悟らせないように生き延びた者をとりあえず昇進させてるんですよね
つまり、パストーレくらいの凡人が中将に成り上がり、しかも現場に出るくらい人材が不足してるんです
パエッタも頭では分かってるけど、もう、自分の言った通りになるんだと“思い込まない”とやってられないような精神状態だったのかなと
そして数の上から先に第6艦隊が攻められると読んだヤンは親友のジャン・ロベール・ラップに連絡を取ります
通信封鎖命令に違反してまで連絡を取る二人
ここは新アニメオリジナルシーンですかね
たしか前作だとラップの話が出るのはもう死んでからだったかと
ラップ「万が一のときは、ジェシカを頼む」
ヤン「やめないか、縁起でもない」
そう、ジャンことラップは恋人のジェシカとの結婚を控えているのです
要するに「この戦いが終わったら…」状態なのです
どこか寂し気な顔のヤンと3人で映った写真立てが倒れ、炎に包まれ、ラップの末路を婉曲的に描写します
第6艦隊は破れ、とうとうヤンの居る第2艦隊への砲撃が始まりました
この転戦が即座にできる時点でラインハルトに文句を言っていた諸将がかなり従順になっていることが分かります
おびただしい量のビームが撃ち込まれる中、「ガンダム」のボールを想わせる補修メカが戦艦を接着剤のようなもので直していきます
焼け石に水とはこのことでしょうが、なんか妙にリアルです、この辺
旗艦パトロクロスも被弾
ラオ「私は無事です。言ったでしょう、私は悪運が強いって、ゴホッ、ゴホッ」
この状況、本当に悪運が強かったのはパエッタの方だと私的には思います
そして、痛みでか、出血による失血性か、パエッタはヤンに望みを託して気を失います
パエッタ「現在の士官の中で、君が最高位だ…。用兵家としての君の手腕を…」
このパエッタの発言も、ラオとヤンのたった二人でも受け止め方が違ったように、色んな受け止め方があるのでしょうね
私は、どちらかというとラオに賛成です
そして、パエッタ気絶後、第一話のヤンの放送に繋がります
ヤン「心配するな、私の命令に従えば助かる」
ファーレンハイト、メルカッツもなんともいえない面持ちでその放送を聞いています
ところで、シュナイダーかなりイケメンになってますよね
「実はこいつこの後、主役級の活躍するんだぜ」って知らない人に教えると鵜呑みにしそうなくらい主役っぽい顔してます
まあ活躍するには違いないのですが
ヤン「負けはしない」
ヤンの声に眉間を寄せるラインハルト
司令官として激情を表に出さないようにしているんでしょうが、さすがに聞き捨てならないという感じでしたね
もう正面突破で充分な戦力差なので紡錘陣 ()←こんな感じの形の陣形を作り第2艦隊に突っ込んでいきます
ヤン「コードC4を開くように伝えてくれ、それだけならたとえ通信を傍受されたところで敵には判断できないだろう」
そう、ヤンはあのパエッタの後ろでこっそりコンソールをいじってるときに対処してたんです
指紋認証か、あるいはもっと高度な生体認証かは分かりませんが、おそらく将官クラスのみがアクセスできる命令フォルダにZipかなにかで第2艦隊全体に命令を出していました
そして、原作よりも、前作アニメよりもかなり早い段階でこの方が登場
フィッシャー「直ちに実行せよ」
パトロクロスからの通信、つまりヤンの命令に即座に従う老齢の准将
エドウィン・フィッシャー
この人はもうちょっと声に渋みと重みが欲しかったかなぁ
彼は、艦隊運用の達人で、「生きた航路図」の異名を取ります
ちょっと自分語り入りますが、私がブログ書きなんぞを始めたのは、この人の影響が大きいです
「何かしたい」なんて、思い立った時にすぐ始めないと手遅れになる、そう思ったんです
とにかく、フィッシャーの即断の効果もあり、第2艦隊はうまくヤンの指示通りに動いていきます
ヤンは艦隊が自分の指示通りに動いてくれなければもう自分が終わりだって思っていたんでしょうかね
ラオに「あとは味方が思うように動いてくれるかですね」と言われ、「思うように動いてくれなかったらどうするか」という問いに、
ヤン「頭をかいてごまかすさ」
これぞヤン・ウェンリー
一歩間違えば、次の瞬間そのかく頭が首の上からなくなってるかもしれないような状況でこういうことが言えてしまう人なんです
後に出てくる、「困る」と並ぶ、彼を彼たらしめている名台詞だと思っています
ラインハルトは中央突破作戦で第2艦隊を突破したかに思えました
前作アニメからそうでしたが、こういう風に画面に映る光の色で艦隊の状況が分かりやすいのはいいですね
ラインハルト「しまった!」
交差するラインハルトとヤンの視線
実際に交差はしてませんが、そんな印象を受けました
ヤンの艦隊は突破されたと見せかけ、左右に分かれたのち合流し、ラインハルトの艦隊の後ろにつきます
実際に絵で見た方が分かりやすいですね
作成名:ウロボロスの蛇
帝国軍も、同盟軍も、ぐーるぐーる追いかけながら逃げるのでいつまで経っても勝つことも負けることもない
ラインハルト「何たる無様な陣形だ! これでは消耗戦ではないか」
前作の堀川りょうさんのラインハルトはもう少し落ち着いた、というか呆れた言い方だった記憶があるのですが、宮野守さんの方のラインハルトは完全に“ブチ切れた”感じで言ってましたね
この辺は展開知ってるはずなのに、改めてアニメで見て爆笑してしまいました
あの赤と青のぐーるぐるぐるが不毛過ぎて面白過ぎました
この陣形、たしかに数で優ってるうちに構築できてたら一部の艦隊だけらせん状に動いて3次元的に帝国軍を撃つとか色々できたと思うんですよね
潮時を悟り、撤退していく帝国軍
エルラッハの戦死はカットされてました、たしか一言もしゃべってなかったような
キルヒアイス「悔しいとお思いですか」
ラインハルト「そんなこともないが、もう少し勝ちたかったな」
ラインハルト「途中から指揮を引き継いだ男、何と言ったかな」
キルヒアイス「ヤン・ウェンリー准将でした」
大した記憶力ですよね、キルヒアイス
ラオがラインハルトからヤンに届けられた伝文を読み上げます
ここも個人的に銀英伝名シーンの一つ
ラオ「『貴官の勇戦に敬意を評す、再戦のときまで壮健なれ 帝国軍上級大将ラインハルト・フォン・ローエングラム』、以上です」
この台詞をラオに言わせてあげてくれてありがとう、ディ・ノイエ・テーゼ
ヤンは、ラインハルトから「勇戦」と評されたことに苦笑しますが、今風の表現を使うと通信を“既読スルー”します
なお、だーいぶ後に、このときに対してラインハルトからちょっとした恨み言を言われます
私がヤンならどうしたか、何度か考えてみたことがあるんですが…やっぱり今回も「何も返さない」という結論でしたね、なんか怖いですし
ED
同盟サイドの描く話のときは同盟のキャラから映していくようです
同じ絵を使いながら、演出を変える、なかなか巧い魅せ方です
Cパートにて、ラインハルトの功績を武勲を称えるための元帥昇格式がノイエ・サン・スーシで行われました
ミッターマイヤーとロイエンタール初登場
ロイエンタールの金銀妖眼がこの角度だと分かりづらいですね
早くもっと登場してほしいものです
皇帝フリードリヒ4世が初登場
割と渋いロマンスグレーというか、普通にかっこいいです
漫画版の感想でも書きましたが、私結構この人好きです
宝塚の舞台版だと、この人役の役者さんがかっこよすぎるらしく、某ブログで「アンネローゼが愛人にされても悲壮さが出ない」とか言われてましたね
私は「銀英伝」の舞台はまだ観たことないですが、いつかは観てみたいものです
そして「帝国軍元帥昇格」というとんでもない状況を「ほんのささやかな一歩」と語られるラインハルト
歴史を、後から振り返ればこそのナレーションですね
次回 第三話「常勝の天才」
小説版タイトルをそのまま続けると「帝国の残照」なんですが、さすがに話を分かりやすくするために、次は帝国側、ラインハルトの背景を描くのですかね?
では、駆け足の感想でしたが、第二話はここまで!
私的には、第二話は無垢なキャラのラオ少佐がかなり裏主人公しててよかったです
このままヤンの幕僚として登場し続けると、ある意味ユリアンやフレデリカのライバル的ポジになりそう
Good bye!































