
遺構としては比較的新しい旧下りホーム。ホーム上には何もありません。半円状にコンクリが打たれている部分が階段があった部分。言われないと気付かないくらい、きれいに処理されています。この下に暗黒の空間があると思うと、ちょっと気持ち悪いです。

旧下りホームの猪谷側から。本線との分岐器付近以外のレールは残っています。道床に生えた樹木が、棒線化されてからの年月の長さを感じさせます。この付近は斜面から滝のように水が流れており、湿地帯のようでした。

ペーシが撤去されている部分もあります。線間の融雪溝が豪雪地帯であることを物語ります。

猪谷側旧下り本線のレールの末端。その斜面との間にもう1線入るスペースがあるような…。

本線との分岐付近。融雪溝は斜面側へ移動しています。
分岐器用の長い枕木が残っています。手前のものは上り線の安全側線への分岐跡です。

分かりにくいですが、白/黄のポール付近に安全側線のレールが少し顔を出しています。左端は貨物ホーム跡です。その間には1線入るスペースがあります。

貨物ホーム跡を猪谷側から。

貨物ホーム跡の道路側の擁壁。こちらにも線路が引かれていたかは微妙です。地形的に短い引き上げ線しか確保できず、一旦スイッチバックして貨車を押し込まないといけない配線になってしまいます。また、道路から上がってくる道があり、スペース的にギリギリな感じです。趣味的には線路が引かれていた方が面白いのですが…。

貨物ホーム跡の富山側は極端に狭くなります。

ホーム端のブロックは撤去されていますが、擁壁はなく直接石垣に続いています。この石垣、以前は土砂で埋まっていましたが、上空を跨ぐ道路工事の際に掘り出され綺麗な姿を現しました。

手前のキュービクル付近に貨物ホーム跡の先端があります。豪雪対策か、向こうのものは高床式になっています。古そうな感じですが、貨物側線の真上に設置されています。現在は使われていない様子でした。

高床式キュービクルから富山方面。石垣との間に1線入りそうです。

駅舎からの階段を上ってくるとすぐ左に機械小屋が見えますが、その裏にも貨物ホーム跡があります。

ほとんど林になっていますが、貨物ホーム跡の猪谷側先端付近にはホーム端に使われていたと思われるブロックが山積みされていました。

その裏には駅舎へ続く廃道がありました。

自転車小屋の裏から貨物ホーム跡へ上がれるようになっています。
小さな駅ですが、鉄道貨物が盛んだった当時の遺構が色々と残っており、その当時の活気が偲ばれます。貨物取り扱いが廃止されたのが昭和44年。それから約45年近くも経ち、地形の改変を伴う工事のためはっきりと分からない部分があります。しかし、「よく残っているな」と驚く気持ちの方が大きいです。