思わず用事に出かけるのに、自転車に乗ってしまいました。
おかげで今日は、足腰に来ています
あかんか、やっぱり…。運動不足
ところで、最近はよく「寺離れ。」という話があります。
簡単に言うと、お寺さんとのお付き合いが薄くなってきている。ということです。
もともと、日本ではある時期から、すべての所帯が、その村や集落にある寺に所属
お寺は、どこに誰が住んでいるか、何人家族であるか等 掌握していました。
何かあると、すぐお寺さんに相談したり、家族が生まれたり、亡くなったりしても
事が起きる前から、寺が承知しているのが当たり前、要は親密な関係でありました。
昔はお寺さんは、誰よりも物識りで、説得力があったのでしょう。
何よりも、神仏への信仰心が厚かったことが当時の地域のつながりを深くしていました
それが、時は流れて今では、教育が行き届き知識人が増え、宗教を机上のものと解釈
心のレベルで感じるものとは、思えない方が増えているように思います。。
お釈迦さんがどうの。とか、浄土宗と浄土真宗の開祖は誰とか、説法よりも予備知識
だけで、すっかりその道を得道したみたいな方も増えました。
観念だけで、信仰心が虚弱になったうえに、お正月は神社、クリスマスは教会、
葬儀は仏式という日本独特の信心の多様性?も加速させて、信心のなんたるかなんて、
ご縁のない方がふえましたねえ。
それと伏線として、家族構成にも因があるように思います。
「核家族」とうのも死語になりました。
その時代に本家、実家から離れて暮らす家族が増え、そこにわざわざ仏壇を
持ってくる方が、ほとんどいなかったことも、宗教離れの原因になっています。
今では、その2世、3世の時代です。
お家にお仏壇が無い方が、多いかもわかりません。
大事なことなんですが、葬儀の案内をするとき、必ず確認することが、
「おたくの宗旨はなんですか?」です。
驚く事に最近増えているのが、年齢にかかわらず、
「宗旨って、なんですか?」 と聞き返されることです。
<宗教のことですよ。>
「あー、うちは無宗教です。」 と答える人も多いです。
<お家にお仏壇が無くても、お父様のお家とか、ご兄弟のお家に無いですか?>
実際、なんらかの事情で、宗教とは全くご縁の無い方もいる。
が、おおかたのお家は、ご先祖様以来、宗旨ごととは、縁があるはず。
それが、なかなか わからない家族も多い。
<ご親戚とかで、お葬儀のご経験は?その時にどんなお経でしたか?>
と聞いても、もちろんわからない。
親戚に問い合わせても 「なんやったかな?」という返答もしょっちゅうでした。
やっと、宗旨が確認できたー。と思って、
<では、同じ宗旨のお寺さんに来てもらって、枕経をあげてもらいましょう。>
とお経までこぎつけたら、
「こんなお経やったかな。」
<えー!!>
また、ふりだしに戻るケースもある。
宗旨もたくさんあります。家族親族でも、違う宗旨の場合もあります。
いざというときに困らないように、
『ご自分の宗旨は、確認しておいて下さい。』
若くても、しっかり宗旨を掌握している方もいます。
年配の方と一緒にお墓やお寺に行っていたんだな。
大事なことをしっかりと後の者に、引き継いでいける世の中でありたいな。と
思い直す事柄です。

ガラス(キルン)のお骨壷 0120-62-6464