戸建て住まいの良いところは、心行くまで洗車できること。まあクルマニアならではの利点だけれど、散水ホースの使い勝手で洗車は随分違ってくる。

 最近、ホースとリール、コネクターなどがセットになったヤツを買った。これまで使っていた散水ホースの劣化が進んできたので新調したのだけれど、実のところ、この「セット」というのがあまり好きではない。ノズルだったり、ホース径だったり、リールの使い勝手だったり、必ずどこかが気に入らないのだ。だからこれまではパーツごとに自分お好きなものを買って使ってたのだけれど、一々サイズの適合を調べたりするのが面倒で、しかもセットで購入するよりも割高だ。

 

 

 散水ホースは15✕20(内径15mm、外径20mm)で全てのパーツをタカギ製で統一している。別に「案件」でも何でもないのだけれど、もう随分前からだ。多分、同社の散水用ワンタッチパイプを使い出してからこのメーカーの製品を揃えていったのだと思うが、今となっては定かではない。止水栓の蛇口に接続するアダプターの類いは、実に夥しい種類がある。よくあるのは3つのビスで蛇口を噛み込んで接続するヤツ。これは昔からあるけれど、使っているうちに緩んでくるし、錆びたり蛇口に傷が付いたりするので嫌いだ。タカギにもあるけれど、樹脂製のアダプターは使用するうちにどうしても漏水するようだ。何よりも蛇口に余計なものを付けること自体好きになれない。その点これは凄い。

 

 

 水栓の蛇口自体がニップルなのだ。蛇口に直接ホースのコネクターを接続できる。水栓と同じ材質なので強度に問題なく、何よりスマートだ(因みに交換には資格が必要です)。

 

 

 

 もう数年も使っているけれど、水が漏れたことは一度もない。

 

 タカギのストップコネクターも便利だ。洗車が終わって蛇口からホースを外したり、ホースからノズルを外したりするときには水栓の水を止めてから行うのが普通だ。そうしないと外した途端に水が吹き出してとんでもないことになるが、ストップコネクターを使えば、水を止めなくても取り外しができる(今ではどこの製品にもあるかもしれないが)。

 

 

 

 今回購入したホースリールに、これまで愛用した製品を組み合わせてオリジナルの散水ホースに仕立てたのがこれ。

 

 

 

 ホース長は20mだが、これだと一昨年後ろに下げたガレージまでわずかに届かない。そこで、旧いホースの使えそうなところを5mほど残してリール本体の蛇口側に接続することにした。無論、蛇口に接続する部分はストップコネクターだ。これで25mのホースリールの出来上がり。

 

 

 意外に重要なのがホースの内径で、先にも書いたように我が家はすべて15mm。家庭用の散水ホースリールは12mmが主流で、これでも十分なのだけれど、自分はもう少し水圧が欲しいので敢えて15mmにしている。内径が小さい方がより水圧が掛かりそうに思うが、水道の水圧は案外小さく、ホースが長いので水圧が掛からないようだ。

 

 タカギに限らず、散水ホースは規格やメーカーを揃えると使い勝手が格段に良くなるという話だ。