財政健全化に逆行する象徴
「新川ハコモノ計画」!
市の収支状況を示す実質単年度収支は
慢性的な赤字続きで、積立金を取り崩しながらの
財政運営により、市の貯金である
財政調整基金は枯渇状態です。
にもかかわらず、建設事業総額が
80億円を超える「新川ハコモノ計画」を
市民に意識的に周知させないまま
計画を強行しています。
さらに、3月議会では、
当初10億5千万円の総合グラウンドの予算が、
突如補正予算で総額17億円となり可決されました。
これらの施設等の維持管理費は年間4億円ともいわれ、
残るのは市債の増加による市民への負担増です。
このような「新川ハコモノ計画」は
なんとしても中止さなければなりません。
そもそも、豊田市長は市長派議員と結託して、
たった一回の議員説明会だけで
「新川ハコモノ計画」(平成22~26年度事業)を
国に申請してしまいました。
市民にできるだけ費用(税と借金による市民負担)を
知らせないようにし、
国への交付金申請の前提となるアンケート調査は、
なんと事業別の費用を明示せずに行っていましたし、
事業別の賛否を書く欄はありませんでした。
こんなアンケートは誘導尋問としか言いようがありません。
「広報やちよ」に事業別の費用が掲載されたのは、
国への交付金申請の2ヶ月後のたった1回のみでした。
去る4月22日に放送された
TBSテレビ「噂の!東京マガジン」
(「税金のムダ使いに住民激怒!」のタイトル)で、
「新川ハコモノ計画」の問題が明らかになり、
市民に大きな反響がありました。
あわてた豊田市政は「広報やちよ」6月15日号に
特集記事を掲載しましたが、
事業別の費用や財源等の説明は
全く掲載されていませんでした。
本当の負担を市民が知ったら
反対の声が高まることを
豊田市長は恐れているのです。