息子の歴史好きは、近頃日本史に留まらず、世界史にも及んでいる。

探究学舎のオンライン授業で週1回、世界史の講座を受講しているおかげだ。

3月に始まり、現在18世紀、ナポレオンが失脚したところ。

5‐6月の革命動乱編は残すところ2回。

おそらく二月革命をやって、そこからロシア革命や辛亥革命までいくのかどうか。

7月からは大戦外交編に入っていく。

その前の大きな出来事という意味では、アメリカ南北戦争をやる可能性もありそう。

 

 

図書館で「三国志」の本を借りてくる。

三頭政治、ササン朝ペルシア、ロベスピエール・・・なんて言葉が小2の日常会話に出てくるなんて、想像してなかった汗うさぎ


息子は、地域や時代は関係なく、歴史全般が好きなのだとよく分かった。

ドラマチックなストーリーが好きなのだと思う。

彼にとって歴史はエンタメで、映画や小説の物語を聴くのと同じ感覚なんだろう。

 

そんな息子には、学年で歴史に最も詳しいのは自分だという自負がある。

それが、ちょっとしたライバルが現れた。

 

2年生で初めて同じクラスになった女の子Eちゃんだという。

息子が言うには、Eちゃんは4月初めの自己紹介で日本史が好きだと宣言したそうで、幕末が一番好きだが、戦国武将のことも結構知っているのだとか。

 

「みんな、織田信長も知らない」と周りに歴史に興味がある子が全くいないと言っていた息子に、歴史トークをする相手ができた。

「あいつなかなかよく知ってる」とEちゃんに一目を置く。

 

最近、息子が連日、伊達政宗の手描きイラストを持ち帰ることがあった。

息子が伊達政宗が好きだというのを聞いて、Eちゃんが描いたそうだ。

この伊達政宗、いかにも小2の女の子が描いた感じのかわいい王子様顔の侍で、ただし片目に眼帯をしていて、大きな三日月マークがついた兜をかぶっている。

 

先日、参観日があり、噂のEちゃんに初めて会った。

Eちゃんは私が息子の母親だと知ると、自分から「いつも伊達政宗の絵を描いてあげてる」と教えてくれた。

 

戦国武将が好きと聞いて、勝手にちょっとボーイッシュな雰囲気の子をイメージしていたのだけれど、実際のEちゃんは眼鏡におさげ髪のクラス委員風というか優等生風というか、そんな感じの子だった。

レキジョと言うんですかね。

なんだかおませで、勉強できそう感。


「でもあいつ、世界史のことは全然知らない」と角度を変えてマウントを取ろうとする息子。

Eちゃんの存在が息子のプライドを刺激して、さらに歴史熱と知識欲が高まっている。

 

受験のためなんて考えず、学ぶ順番なんていうのも関係なく、ただただ興味の赴くままに歴史関連のコンテンツに片っ端から当たる。

受験戦争の中でしか歴史を学んでこなかった私は、正直、ものすごく羨ましい。

こんな風に世界史に出会いたかった。