静岡県の温泉♨️ 2024年2月訪問
お休みが貰えたので近場でどこか無いかな〜と探していて
中伊豆の「大仁温泉 一二三荘」が良さそうだったので
行ってみることにしました
熱海〜三島〜修善寺行きの特急踊り子号に乗ってひとつ手前の大仁駅へ
駅のホームにはレトロな手洗い場が
改札口は線路を渡った向こう側なので乗ってきた踊り子号を見送ります
線路を渡り改札口へ
下田行きの踊り子号はSuicaが使えるので当然使えると思ったら
こちらの伊豆箱根鉄道は使えないので駅員さんに精算して貰いました
売店なども無い鉄道に乗るためだけの駅舎、乗降客も少ないです。
宿は駅から徒歩数分ですがチェックインの15時よりも早く着いてしまったので
ちょっと寄り道しながら遠回りして宿に向かいます。
境内が梅林になっている大仁神社へ
すり鉢状の階段に梅の木が植えられています
大仁は鮎友釣り発祥の地だそうで手水が鮎になっています
お詣りさせていただきました
時期が遅かったのでほぼ咲き終わりでした
駅の向こう側の狩野川沿いの土手をぷらぷら
こちらの川で鮎が獲れるようですが時期では無いので誰も居ません
土手を進むと赤い橋が見えてきて何やら看板が有ったので見てみました
大仁橋は災害などで幾度か作り替えられて今のは5代目だそうです。
大仁の歴史が書かれている看板は興味深かったです
金山と工場で発展した街で
明治時代に伊豆箱根鉄道が開通して大正時代に賑わっていたそうです。
昭和に鉱山内で温泉が噴出して大仁温泉が開湯したそうです。
橋のすぐそばには精肉店がありコロッケが有名らしいのですが
午後3時では売り切れていましたのでそのまま通り過ぎます
精肉店からすぐの線路脇に今日宿泊する「一二三荘」が有ります。
日帰り入浴も朝9時〜夜10時受付ています。
記帳を済ませると女将さんが案内してくれました。
入ってすぐの場所に男女別の大浴場。
女将さんから「やや熱めになっているけれど水で薄めないで下さい」と
廊下を奥に進むと正面が御食事処のお部屋、
その手前に2階に上がる階段と宿泊者だけ利用可能な貸切り風呂が有ります。
2階に上がってすぐ左側の「いちょう」が今回のお部屋です。
部屋は6畳の角部屋
布団は自分で敷きますが
シーツなどは既にセットされているので広げるだけです
正面の小さな障子を開けると目の前が線路です
思いの外頻繁に電車は通ります
大きい方の障子を開けるとベランダ
お天気が良ければいい景色なのでしょうが…
部屋の反対側から見た様子。
クローゼットの中に浴衣・タオルセット
部屋にトイレ、洗面所はないですが出てすぐに有るので不便はないです。
トイレも清潔で綺麗です
貸切り風呂は夜の時間帯と朝の時間帯に1回ずつ入れます。
早い者順なので16時〜と朝6時〜を予約しました
大浴場は地元の日帰り客で賑わっているという事だったので
予約の時間まで部屋でゆっくりお茶を飲んでくつろぎました
脱衣所は清潔に整えられています。
部屋にも有りますがここにもドライヤー有ります
1〜2人用の小さな石造りの浴槽
外にはさらに小さめですが露天風呂も有ります
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
源泉は65.8度と高温なので湯口で温度管理がされているようです。
内湯は少し熱めの42〜43度位な感じなので
掛け湯をして体が慣れれば気持ち良く入れる温度でした
温泉成分が付着した蛇口が素敵
露天風呂は窓のサッシをまたいで外に出ます
湯船の中にそれ用の段差が設けられているナントも不思議な造り
囲いの向こうはすぐ線路で電車が走っている横で湯に浸かります
浴槽が小さくて肩まで入ろうと思うと背の低い私でもちょっと窮屈な感じですが
内湯よりも41〜42度位の適温でいつまでも浸かっていたい気持ち良さです
1回が50分なので髪を洗う余裕もありゆっくり浸かることが出来ました
夕食は18時〜 1階の御食事処のお部屋
5組全ておひとり様で私以外は働き盛り風の男性でした
お品書きが無いので詳細がわからないお料理がちらほら
写真を撮り忘れましたが
鍋はあしたか牛(静岡のブランド牛)のしゃぶしゃぶでした。
少し厚めに切られたお肉は柔らかく甘みもあって美味しかったです
イワシできゅうりを挟んだもの
さっぱりしていたのでイワシと判らなかったです。
穴子と長芋の煮物
刺身4種盛り
白身魚(何かわからず)、鮪のすき身、生海苔、甘海老、鯛
鮪のすき身に生海苔をのせて食べるようにと説明が有りました
どれも新鮮で美味しい
具沢山の茶碗蒸し
大粒の牡蠣グラタン
焼き物(こちらも何の魚かわからず…) 金柑の甘露煮
お味噌汁と白米はお櫃で持って来てくださいました。
料理が美味しかったのでついつい白米食べ過ぎました
デザートはアイス
品数も多く素材の味を引き立たせる味付けが抜群で大満足でした
21時過ぎに大浴場に行ってみましたが
その時間でも地元の方で賑わっていて一旦部屋に戻りました
22時過ぎの日帰り入浴が終わった後に行こうかなと思っていたら
女将さんが気を利かせて「誰も居なくなったわよ」と部屋に電話をくれました。
急いで支度をして降りて行きましたがその間にまた他のお客さんが来てしまい
結局独泉にはなりませんでした
ろ過循環をしていない正真正銘の源泉掛け流し
シャワーのお湯も温泉を使用しているそうです
浴槽内を43〜44度を保っていると明記してありました。
貸切り風呂よりも熱めなので一気に肩まで浸かれませんでしたが
入ってしまえばキリッとした熱さで気持ち良かったです
せっかく温泉で温まって気持ち良く就寝出来ると思ったけれど
電車が夜12時頃まで通っていたのと
それ以上に屋根に打ちつける雨音が気になって寝付けませんでした
耳栓を持参すれば良かったかな〜と思いました…
翌朝少し寝不足でしたが6時〜貸切り風呂を予約していたので
ギリギリの時間に起きて朝風呂を堪能しました
朝も露天風呂の方が適温でずっとそちらに入ってました
朝食は8時〜
チェックアウトは10時
9時半頃に受付に降りて行ったら既に日帰り客でごった返していて
慌ただしい女将さんに精算をして貰い見送りもそこそこに宿を後にしました
この内容で8,509円+入湯税150円
またまた安くて素晴らしい温泉に出会えました
「鮎と温泉の宿」なので次回は鮎料理を食べてみたいなと思いました。
今度はちゃんと音対策もして
終わり〜