ベルナール モロー












アリゴテ 2005 ベルナール モロー  

評価  ★★★


知らない造り手ですが、端正なラベルに惹かれ購入。スッキリとした酸の効いたアリゴテらしさのなかに、透明感のある甘みがチャーミングです。マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲のような美しさを感じます。たぶんシャルドネと比較してアリゴテという品種のもつ報われない寂しさのイメージが喚起させたのでしょう。綺麗さが正当に評価されていないように思っています。でも華やぐような味わいではないことも確かです。ワインにはまって10年以上経ち、テロワールを感じるほどのテイスターになるのが目標ですが、道ははるか遠くにあります。品種さえ当てる自信がまだもてないでいるのです。