　ようやく寒さが緩んできたかと思えば，週末はまた大荒れの予報。

　もう今週末は家に帰るぞ，と一人勝手に息巻いています。

　お世話になっているホテル，景色はいいのですが，どういうことか部屋が寒いのです🥶。

　暖房をかけているはずなのですが・・・。

　うん，このままでは凍えてしまう。

　人間が耐えられないこと二つ。

・空腹

・寒さ

　だそうです(出典「じゃりン子チエ」おばあはん＝テツの母親のセリフ)。

　景色がいいので今回は三泊居座ってしまっています。

　今日は帰るぞ。

　昼に生徒と話をしたあとで。

　昨日今日の問題ではありませんが，勉強をするときにハンデを抱える生徒は相当数いると思うのです。

　教える側の無能を棚に上げて言いますが，

　物事を覚えられない。

　字を書くのが追いつかない。

　説明を聞くのと字を書くのを並行できない。

　計算がスムーズにできない。

　身の回りの整理ができない。

　集中できない。

　ついついボーッとしてしまう。

　イライラしたり不安になると，目の前の課題に手をつけられなくなる。

　目先のことに気を取られてしまい，やるべきことを見失う。

　言いたいことをはっきり言えない。

　何を言おうとしていたのか忘れてしまう。

　よく考えずに何となく「意見」を言ってしまう。

　空気を読まないで好き放題してしまう。

　など。

　すみません。

　特定の生徒のことではなく，他でもない私のことですね💦

　小学校時代に「知恵遅れ」と言われ，知能検査を受けさせられたような記憶があります。

　高校にすら行けない，と言われたことも一度や二度ではありません。

　いわんや大学をや。

　まぁ，大学なんて夢のまた夢ということです。

　字なんて鏡文字を書いていましたし，アルファベットをまともに書けず。

　数を数えるのも10までで，それ以降は誤魔化していました。

　机の中には一週間前のハムエッグが突っ込まれていて。

　・・・茹で卵がダメなのです，食べられなくて。

　でも食べないとダメと言われそうで食べたふりをして机の奥に押し込んで。

　一週間もすると程よく酸化されて臭ってくるわけです。

　牛乳も飲めなくて，瓶の中でよく牛乳の中の乳糖が発酵して酸っぱいにおいになっていたり。

　私の恥を晒しているだけのような気がします・・・。

　やっぱりこいつ，周りの子と違う・・・。

　まともな大人になれないんじゃないか。

　同級生から心無い言葉をかけられたことは数多ありました。

　何だかんだあって，結局今の私がいるのです。

　これって自分でも不思議でしてね。

　自宅の書斎は本の山で埋もれていたりしていますが，食べるものの好き嫌いは基本的になく。

　衛生面では人一倍気をつけています。

　お風呂は大好きで，一晩入らないともうダメです。

　服装は小綺麗にしているつもりです。

　物事を理解する力は・・・皆様のご判断にお任せします。

　何とか国立大学を卒業して，予備校の採用試験に何度か合格しています。

　気がついたら塾を一つ経営しています。

　元々文系・・・これはこのブログで何度もお話ししております。

　思惑に反して理系クラスに行くこととなり，数学，物理，化学と和解することを強いられました。

　高校2年生でお別れするつもりだったのに。

　訳分からなかったですし。

　数学Ⅱの微分積分すらろくに出来ませんでした。

　数学Ⅲ・・・お願いですから勘弁してください，っていうレベル。

　物理，化学はノータッチ。

　試験前に詰め込んで赤点を回避するので精一杯。

　先を見越して勉強しようなんて視点はゼロでした。

　その場さえ凌げればよし。

　今の私が一番嫌うスタンスです・・・。

　嫌うのは昔の情けない自分を思い出すから。

　頭が悪いと言われていた頃のことを思い出すから。

　「オール5君」にいじられた過去がフラッシュバックするから。

　同級生にゴミ虫の如き扱いをされたことも思い出すから。

　・・・多分に自意識過剰。

　周りが私のことをそこまで本気で思っていたのかは実のところ分かりません。

　盛大なちゃぶ台返し，失礼しました。

　こんな私もきっかけがあったから理系科目を教えることができるようになりました。

　ものすごくしんどい経験をしました。

　時間だってかかりました。

　一番なりたかった仕事につくことも(医師)できていません。

　恩師を裏切ってまで再受験に踏み切り，挙げ句の果て失敗しています。

　化学を学ぶときも周りの倍は勉強していました。

　歩みはカタツムリの如く，周りの学生がテストの過去問コピーで乗り切るところを，私は先生に質問したり図書館の本に頼りつつ自分で勉強していました(当たり前ですが)。

　躓くことが多かったのですが，粘っているうちにだんだん分かってくるものなのです。

　逃げずに考えていればできるようになる，こう思えるようになるまで長い時間がかかりました。

　最近ようやく人の気持ちを考えることもできるようになり，空気を読めるようにもなりました。

　・・・先だっての横浜での人形劇の本番で「ブルーライトヨコハマ」を歌ってしまった一件はお目こぼしのほど・・・🙇‍♂️。

　さて，話を先に進めます。

　大学でも，いろいろな「障がい」を持っている人が学べるように体制を整えるようになっています。

　発達「障がい」の子も周りの学生さんと一緒に勉強できるように，大学も努力をしています。

　この時代に学生でいたならば，私はいらぬ苦労をしないで済んだのでしょうか？

　この答えは分かりません。

　また，分からなくていいと思っています。

　答えは一人一人にあると思うからです。

　間違いなく言えること。

　それは早めに勉強する習慣をつけること。

　分からないことから逃げる癖をつけないことだと感じています。

　やればできるという自信を持つこと。

　道はこれだけだとは思いませんが，私の道はここにありました。

　・・・だからと言って私のやり方を無理に真似させる気はありません。

　どうすればいいのか，一緒に考えていければいいと思っています。

　書き始めて「あ，このブログは終わりが見えない，マズイ」と思ったのですが，なんとか一つの着地点を見た気がするのでここで擱筆します。

　お読みいただきありがとうございます。

ONゼミナール代表　長田　俊将

www.on-semi.jp

難しい問題