共通テストを受験された皆さん,お疲れ様でした。

 

 数学が昨年の鬼畜ぶりから打って変わって面白い問題になっていましたね。

 

 明日解いてみようと思います。

 

 昨日は理科2科目(物理と化学)で疲れてしまいました・・・。

 

 一昨日は英語と地理,国語の問題と格闘・・・。

 

 朝容易に起きられなかったです💦。

 

 昨日は昨日で理系教科の問題がアップされるまでかなり待っていましたしね。

 

 

 

 

 

 物理基礎昔のセンター試験物理のような雰囲気です。

 

 独自の対策が必要ですが,それほど計算がいらない。

 

 きちんと図を書いたり式を書いて考えないと点を落とす。

 

 良問の類かと思います。

 

 化学基礎問題ごとの難易度の差がかなり大きいです。

 

 取れる問題は取る,他の問題は余裕があればやる。

 

 この姿勢で十分だと思います。

 

 食塩水(今回は醤油)の濃度を求める「モール法」を出してくるのは驚きました。

 

 4単位化学では出てくるだろうと踏んでいたのですが。

 

 薄口醤油って意外なことに濃口醤油より塩分があるっていう問題をちょっと昔に解いたことがあります。

 

 どこの問題だったかなぁ・・・。

 

 正誤問題で混乱する生徒がいそうで怖いです。

 

 かなり迷いました💦。一応化学はプロなのですが😂。

 

 

 

 

 

 物理第一問の小問集合で落とさないことが大事です。

 

 力のモーメントの問題,光電効果の問題,ローレンツ力など,きちんとできたでしょうか。

 

 熱のサイクルの問題でも,熱力学第一法則をきちんと使わないと失敗しますよ。

 

 面倒くさがらないで式を立てましょう。

 

 エネルギーと力学的エネルギーの違いはわかっていますか?

 

 運動量保存則と力学的エネルギー保存則が使える場合を説明できますか。

 

 こういう基本的なことができる人に点をあげようという問題です。

 

 第二問以降も同じような問題が続きます。

 

 さほど計算量は要求されませんが,きちんと解くのは大変です。

 

 

 

 

 

 化学かなり計算をしないといけません。

 

 第一問から凝縮する水の物質量を計算する問題が・・・。

 

 そしてイオン結晶の密度を用いて単位格子の体積を計算させるとか。

 

 一度きちんと式を立ててじっと式を見てやれば簡単なのですが,生徒たちはすんなりできたのでしょうか。

 

 限界半経比の問題は見慣れた問題からちょっとだけ変化球になっていて,戸惑った生徒がいたかも。

 

 第二問は問4が最難関でしょう。

 

 過酸化水素を分解して酸素が生成する反応の速さについて考える問題です。

 

 今回は過酸化水素の分解速度,酸素の生成速度の両方が問われています。

 

 問題の表で酸素の生成量が書かれていますので,混乱を招きやすい・・・。

 

 それにしても難しいのは,反応速度定数を2倍にした時の酸素の量変化のグラフを選ぶ問題・・・。

 

 今回の入試で一番難しい問題だと個人的に思います。

 

 反応速度定数を求めて,それを2倍して。

 

 それを過酸化水素の濃度と掛け算したあと半分にすると,その時の酸素の生成速度が出てきます。

 

 過酸化水素の量の推移をあらためて書かないと解けなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

 第3問と第4問はぜひできてほしいと思います。

 

 でも,第3問の問3のaの問題は金属と水,塩酸の反応式を書いて考えないといけません。

 

 金属が第1族か第2族なのでどちらかに絞れればいいのですが,練習していないと難しいかな。

 

 第4問の問4は油脂の絡んだ問題で,リノール酸が1個とオレイン酸が2個ある油脂であることを意識しないと解けない問題です。

 

 

 

 

 

 第5問問2のヨウ素滴定で戸惑った人が多いと思います。

 

 普段出てくるヨウ素滴定は酸化剤の量を求める問題。

 

 でも今回は還元剤の量を聞いてきています。

 

 高校の定期テストでも見たことがない生徒は多いでしょう。

 

 酸と塩基でやる逆滴定の応用に過ぎないのですが。

 

 問3の吸光光度法大学の実験でやりました。

 

 きちんとグラフを書いて解かないと不安でしたので,思い切って書いてしまいました。

 

 

 

 書いてしまえばどうということはないのですが・・・。

 

 こんなの高校化学ではないという人がいるようです。

 

 そりゃそうだ・・・。

 

 センター試験の頃は絶対出なかったタイプの問題です。

 

 

 

 

 

 しかし,路線変更で思考力を問う問題を出すようになりましたので,いろいろな教科の試験で問題が様変わりしてしまっています。

 

 化学は必要ありませんが,教科・科目によっては共通テスト専門の対策が必要です。

 

 数学かなり念入りにしないといけないです。

 

 英語日頃の読書量が影響してきます。

 

 できればまとまった量の英語の文章を読む習慣をつけるといいでしょう。

 

 

 

 

 英語のリーディングですが,複雑な構文とか難単語は出てきません。

 

 平易な文章を読んで,その文章に関する問題に答える。

 

 ただ,そこに罠が潜んでいるので注意が必要です。

 

 ちょっとした計算をさせる問題があったりして。

 

 センター試験時代の昔から,罠が仕込まれている長文はありましたので,その頃の問題も対策に使えそうです。

 

 もっとも今はブログとか広告の文章を扱った問題が多いですが。

 

 

 

 

 

 共通テスト離れという現象が起きているそうです。

 

 こんなのやらされるなら,早い時期に合格通知をくれる私大に入った方がいいやって考える子が出てくるようです。

 

 私大に行った方がいいのか,国公立を目指した方がいいのか。

 

 それはその人ごとに事情があるので一概にどちらがいいかとは言えません。

 

 ただ,私は共通テストを受けるように勧めてしまうと思います。

 

 色々と異論はありますが,これだけ手の込んだ学力を測る試験ってそうそうないです。

 

 この試験に備える術を学ぶ中できっと賢くなれると思います。

 

 まぁ・・・英語と数学と物理(の一部)は大学の個別入試と明らかに違いますが・・・。

 

 

 

 

 

 受験を済ませた皆さんは本当にお疲れ様でした。

 

 終わったことをどうのこうの言っても詮方ありません。

 

 前を向いて次の戦いへの作戦を練りましょう。

 

 まずは共通テストリサーチを出して,あなたの立ち位置を見ること。

 

 その前にやらないといけないことがあって,理系の人なら数学Ⅲの問題演習・・・。

 

 だいぶ忘れている人がいると思います。

 

 今年度のうちの塾の子も危ない・・・というか真っさらに近くなっていたらどうしよう・・・。

 

 年内はこまめにチェックしていましたが,積分の基本計算ができないなど「あやしい」状態でした。

 

 というわけで,今週からは「共通テストボケ」を直す指導に取り掛かります。

 

 生徒の皆さんは覚悟をしておいてください。

 

 

 

 

 

 それでは,今回もお読みいただいてありがとうございました。

 

 

 

 

 

ONゼミナール代表 長田 俊将

www.on-semi.jp