046 詩:バンシー・ストリート - 姑獲鳥(うぶめ)通り - |  “ RAVEN's void ”                         = 異端派・弾き語り =

 “ RAVEN's void ”                         = 異端派・弾き語り =

大 鴉 - れいぶん - と申します。
ギターはオヴェーションのマトリックス。
音楽的にはプログレッシヴ・ロックやトラッドに影響されました。

妖しくほの昏い世界を今後も掘り下げてゆきたいと思っています。


『 バンシー・ストリート -姑獲鳥(うぶめ)通り-

目が覚めて真夜中過ぎてたら
ためらわずもう一度目をつぶれ
目を閉じるより先に耳をふさいで
寝てしまえ 寝てしまえ さっさと
そろそろやってくる頃だ 
あの女が あの女が
坂を駆け下って 十字路をめざして
ほらほら やって来たようだ 
あの女が あの女が
声を限りに 泣き叫びながら
駆けてくる 駆けてくる
駆けてくる 駆けてくる 
バンシー・ストリート 
ここは バンシー・ストリート
下り坂すべてたどり着くところ

誰が答える? 奴の尋ねる声に
今更誰が奴を慰めるんだ?
もう何一つ言葉は通じない
かかわるな かかわるな あいつと
ほらほら外を通るのは 
あの女だ あの女だ
窓を大きな影がふさぐ 紅い目が覗きこむ
涙に濡れて 怒りに燃えて
イナイノ? ネエ ダレモイナイノ?
イナイノ? モウ ダレモイナイノ?
バンシー・ストリート 
ここはバンシー・ストリート
上り坂ひとつ見当たらぬところ

みんな昔は友達だったんだ
みんなあいつの友達だったんだ
本当は誰もなりたくなかったんだ
友達にも パパとママの代わりも

おまえの本当の 
パパとママさえも

挙げ句 昼間と夜の街とが 
口裏合わせ 追い出したのさ
お前の家などとうにない 
立ち止まれる場所もない
どこまで行くんだ この通りを越えたら
どこへ行くんだ この夜が終わるまで
バンシーストリート 
ここは バンシーストリート
眠れぬ夜が力尽きるところ
バンシーストリート 
ここは バンシーストリート
午前三時をやっと回ったところ

静まりかえるバンシースリート
寝たふりをするバンシー・ストリート
叫びがやがてすすり泣きに変わると
よみがえった夜風が連れ去って行く
バンシーストリート 
ここは バンシーストリート
寝息の一つも 
たててみせろよ
バンシー・ストリート
バンシー・ストリート
バンシー・ストリート Oh Yeah


《 詩・曲 大 鴉 - れいぶん -

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