小池の前の猪瀬直樹や、その前の舛添要一にはものすごくわかりやすい弱点があって、マスコミも大衆もそこを袋叩きにして辞めさせてしまいました。
ところが小池にはそのような、わかりやすく袋叩きにできるポイントがないのです。

セックスかカネにまつわるスキャンダルでもあれば、真偽に関わらずイチコロなのに、それさえなければ、なんとなく「やってる感」さえありゃいいのです。

しかし、舛添の「公費で『ホテル三日月』に泊まったり『クレヨンしんちゃん』のコミックスを買ったりした」なんていう、セコくてわかりやすい弱点よりも、小池の何の役にも立たないコロナ対策で都の貯金を使い果たしたというような、わかりにくい失点のほうが、ずっと大きな問題だったはずです。
それなのに舛添や猪瀬は未だに名誉回復もできず、小池はのうのうと次も当選しそうな情勢なのです。

これって考えてみれば、安倍晋三が史上最長の政権を維持したのと同じ構図ですよね。
安倍も本当は数限りない失点をやらかしているのに、それがわかりづらく、マスコミの怠慢もあって伝わらず、なんとなく「やってる感」があるというだけで支持されて、大衆の「どーせ誰がやっても同じでしょ?」というニヒリズムでずるずる続いてしまったのです。(中略)

何に関しても、ニヒリズムが最大の敵だと、つくづく感じます。(時浦)

東京都知事選挙、私が現職都知事に投票しない理由 | ゴー宣DOJO (gosen-dojo.com)

 

以上、小池百合子が強い理由でした。分かりやすい弱点がほぼないのが小池百合子の強さ(?)で、安倍元首相のやり方とほぼ同じなのも納得!ニヒリズム=悪なんだな。ニヒリズムを負け犬と罵りましょう。

 

追記「21時35分」小池百合子有利のまま当選?sどれとも?