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リーンのガラパゴスサロン~趣味や娯楽の広場

「リーンのガラパゴス批評」の兄弟ブログです。趣味に関する記事はこちらでどうぞ。

 

 みなさん、こんにちわ。山下達郎です。


 毎週日曜日午後2時からの55分間はわたくし山下達郎がお送りいたします『ツタヤサンデーソングブック』の時間であります。TOKYO-FMをキーステーションといたしましてJFN全国38局ネットでお届けしております。


 本日3月11日は東日本大震災1周年。あれから1年が経ちました。1年経って震災の記憶が風化していく、というような懸念も語られている今日この頃ですが、私の個人的な印象では風化どころか緊迫感がむしろ増大している感すらあります。2万人に迫る死者・行方不明者、34万人以上の方々が今も避難者となっておられます。ええ、あらためまして、御家族、御親類、御友人をなくされたみなさまに心よりお悔み申し上げますとともに、不自由な生活に耐えておられる被災者・避難者のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。


 とりわけ、えー、福島の原発事故による放射能汚染で被災され避難を余儀なくされた方々の御心痛、また放射能汚染の不安を抱えながら現地で生活されている方々の御心情は察するにあまりがあり、えー、重ねて心よりお見舞いを申し上げます。福島原発の情勢というのものは依然として予断を許さないものがある上に、初期対処のまずさもあって政府とか電力会社からもたらされる情報がいったいどこまでが真実でどれほどの隠蔽があるのか、多くの人々はこの1年、そして未だに深い疑心暗鬼に駆られて過ごしております。えー、さらには震災と原発災害に追い討ちをかけるようなこの間の西日本の台風被害、国際的にも金融不安や、タイの大水害、それらにともなう日本経済の地盤沈下といった、えー、そうしたなかでこの先復興にどれほど時間がかかるのか、えー、想像もつきません。

 今、一番優先されるべき課題は、えー、この内憂外患の国難をいかに克服するかであり、それには挙国一致、大同団結が不可欠です。えー、こんなときに民主も自民もどこぞの省庁もへったくれもありません。それなのに、政治や官僚たちのとくにリーダーシップを発揮するべき上層部の人々ほど、相変わらずああだこうだと百家争鳴で方針決定は遅々としてなかなか建設的な方向に向かいません。彼らにさらなる自覚と自戒を求めずにはおられません。


 さてあれからちょうど1年後の本日2012年3月11日、えー、地震発生時刻にあたる午後2時46分がなんとわたくしのサンデーソングブックの放送時間内という大きな巡りあわせとなりました。本来でしたらこの時間帯はわたくしの番組を取りやめていただいてJFN38局ネットでの特別番組を放送したほうが適切なのではというようなことを申し上げたのですが、わたくしのサンデーソングブックの中で何かメッセージをという局側の要望をいただきました。えー、そんなわけですのでわたしなんぞには荷が重い役回りなのですが、えー、ご指名いただきましたので、本日の『山下達郎サンデーソングブック』は


「東日本大震災1周年追悼と復興祈念プログラム」


と題しまして全国のリスナーのみなさまに、まあ、あくまでもわたしにできる範囲でしかありませんが、ええ、ひとときの心の安らぎをお届けできるようお送りしたいと思います。


 えー、昨年の3月、震災直後にお送りいたしました「東日本大震災鎮魂プログラム」の際にも申し上げましたが、19年半続いておりますわたくしのこの番組サンデーソングブックは、えー、いつもはかなりマニアックな内容の音楽番組であります。えー、ですので1周年目の本日も基本的にはいつもこの番組を聴いてくださっているリスナーのみなさまのためのプログラムとして選曲等の構成をしておりますことをあらかじめご了承ください。ただどのような番組、どのような音楽であろうとも人の心のために作られていることに変わりはありません。2時46分になりましたら、震災で犠牲になられた方のために1分間の黙祷を捧げたいと思いますので、みなさま、あらかじめご準備よろしくお願い申し上げます。


 むかしからこの番組にリクエストをお寄せいただくリスナーのみなさまの中にも、被災された方々がたくさんいらっしゃいます。えー、いつもは濃いい音楽の話題を書いてお送りくださる方が、今回はひとりの人間としての露な、でもどなたも冷静で前向きな心情を書き綴ってくださいました。そうしたお便りも時間の関係で、これもごくわずかで申し訳なくはありますけれども、ご紹介してまいりたいと思います。


 それでは『山下達郎サンデーソングブック』、「東日本大震災1周年、追悼と復興祈念プログラム」始めさせていただきます。



 リーン あれから1年、震災のこの時期に照準を合わせて『山下達郎サンデーソングブック』を聴くことになりました。昨年の「鎮魂プログラム」は外で聴いていましたが、今回は自宅で聴きいりました。全編きくと、今回は内容がまとまっていてシンプルな番組だと感じましたが、曲を流す前の話だけでも内容が濃いことに驚きました。被災者への哀悼の意を述べ、政治の腐敗を突く。ソロシンガーとしての音楽活動を超え、ひとりの人間としての見識の高さを遺憾なく披露していることに今さらながら驚かされます。またプログラムの題名に


 祈念


 と当て字をしますが、これは山下達郎のホームページでこの字を当てて名付けられたものを書いております。ここに込められた達郎さんの思いを汲み取っていただければ幸いです。



 今回の「追悼と復興祈念プログラム」も、達郎さんの言葉を忠実に再現するためにあえて



 えー、


 といった文章にはそぐわない会話のつなぎをそのまま入れております。文意が多少通りにくいかもしれませんがご了承ください。


 今回のコンサートツアーを御覧になられた方はこれを聴いて、アンコールの最後に放たれたMCを思い出されるかもしれません。そのときに放った痛烈かつ精神的な団結を感じさせる言葉を思い出しながらお読みください。

 次回からはリスナーのお手紙を書いていきますが、とにかく深く考えさせられるものばかりです。やはり1年経ってもこの震災は風化しない。むしろ緊迫感が増している、といった達郎さんの言葉がお手紙の中から立ち上ってくる。


 震災は今も続いている。


 そのことを達郎さんとそのラジオのリスナーの手紙から醸しだされる小宇宙から感じ取っていただけますことを願っております。

 信州松本は山下達郎不毛の地である。もしかしたら、たったひとりでシアターライヴを鑑賞するかもしれないとささやかな恐怖を感じながらシネマライツに足を運んだ。


 日本各地で1週間限定で公開された山下達郎シアターライヴは6日(土)から大都市を外れて地方都市で公開された。2003年に行われたファンクラブミーティングで今回公開される映像を2曲見ている。そして、東京や大阪などでコンサートを見ているので、特に目新しいものを見つけるために見に行ったわけではなかった。


 音響はバツグンか。


 何より


 コンサート並みの迫力があるか、


 それを気にして見に行った。


 18時40分より公開されるコンサート映像を見に約4、50人の観客がやってきた。みな真ん中寄りに席を数席開けて座った。女性ひとりでポップコーンをトレイに乗せてきた人、演歌のファンと見まがう初老の夫婦、ディズニーランドがお似合いの子供を連れた親子、と多彩な構成の人々が鑑賞していた。長野市だったらホクト文化ホールでコンサートが開かれるのでもっと集まったのでしょうが、不毛の地・松本でこれだけ集まれば上出来でしょう。でも満員御礼が当たり前のコンサートを知っている身としては208席の映画館に空席が多いのはやはり寂しい。


 主催者からのささやかなお願いが映し出され、そこに達郎のアカペラが重なる。体がぞくぞくした。何度コンサートに行っても始まりのアカペラを聴くと気持ちが高まる。やがてSWEET LOVE SHOWER 2012でも流したアカペラも挟みながら中野サンプラザの舞台がセットされる様子が早回しで映る。達郎フリークとしてはツボを押さえられたような気分がする。そして、黒ずくめの服装で会場入りする達郎をカメラは追い、やがてコンサート直前に袖で控えている絵に切り替わる。階段をペンライトで照らしてもらい、つまずかないように上がっていく。万雷の拍手、湧き上がる歓声。そして、おなじみのギターのカッティング。映像が1986年の中野サンプラザにタイムスリップする。


 1、SPARKLE (1986.7.31 中野サンプラザ) ※『JOY』に音源収録。以下※はそれに同じ。


 CDと音がおなじ、もちろん迫力もある。達郎さんはホントに脇目も振らずにギターを弾いている。一番びっくりしたのは佐々木久美さんですが。


 2、LOVELAND , ISLAND (1986.10.9 郡山市民文化センター) ※


 駄目だよ、ガラパゴスの作法、拡声器を使う曲をこんなにはやく見せちゃ。達郎さんはまったく笑顔なしで歌っている。まるで客席を敵に回しているような鬼気迫る表情をしている。達郎さんの同業者が見たらかなり触発されるのではないか。


 3、メリー・ゴー・ラウンド (1985.2.24 神奈川県民ホール) ※


 後半の長いインプロビゼーション部分はカット。舞台セットでは後ろで巨大なフォークにつるされた電飾が動いている。80年代から舞台装置にはこだわりがあることがわかる。


 4、SO MUCH IN LOVE (1986.10.9 郡山文化センター) ※


 郡山のコンサートは映像収録のために追加されたとか。達郎さんのコンサートを知らない人にこそこれは見てほしい。


 5、プラスティック・ラブ (1986.7.31 中野サンプラザ) ※


 2003年のファンクラブイベントでも公開されている。その時のMCでは、髪の毛が長いことを自虐的に

「髪が顔にかかって首を振ってはらっていますが」

 といって笑いをとってました。


 6、こぬか雨 (1994.5.2 中野サンプラザ)


 これは『JOY1.5』に音源が収録されていますね。ドラムスはいつものメンバーと違いますが、達郎バンドのグルーブは変わらない。


 7、煙が目にしみる(SMOKE GETS IN YOUR EYES) (1999.2.4 NHKホール)


 この日が私のコンサート初体験の日でした。達郎さんの誕生日ということでアカペラが1曲追加、ケーキでお祝い、奥様コーラスに登場、と華やかな日でした。カラオケをバックに朗々と歌い上げる姿、本当にかっこよかった。そんな絶大な印象が今日まで達郎ファンでいられる原動力になっている。最高の一夜。


 8、ずっと一緒さ (2008.12.28 大阪フェスティバルホール)


 9、DOWN TOWN (同上)


 この2曲は奥様がコーラスに参加しています。フェスティバルホールが建て替えのため、取り壊す直前、会場主催者が達郎さんのために一般貸しの最終日を開けてくれたという特別な出来事の一夜がこの日。ダブルアンコールだったそうですね。私は同じ年の別の日にフェスティバルホールで見ましたが、ステージの音が風圧を増して迫ってくるような迫力がありました。「ずっと一緒さ」もしっとりと聞いて心にしみたことを思い出す。


 10、希望という名の光 (2012.4.1 神奈川県民ホール)


 達郎さんが会場のファンひとりひとりのために歌う、と言った勇気を得られる曲。THIS LAND IS YOUR LAND のフレーズもまた聞けて感激に浸る。


 11、今日はなんだか (2010.10.27 神奈川県民ホール)


 12、アトムの子 (2012.4.30 大宮ソニックシティ)


 ここで佐々木久美さんがタケコプターを持っています。80年から比べると大きくなられたというか……、いやはや。


 13、RIDE ON TIME (2012.4.30 大宮ソニックシティ)


 14、恋のブギウギトレイン (同上)


 この2曲はカットしていないと思うが、コンサートで体感した時と比べると(このツアーに私が行ったのは広島、仙台、福島、長野)ずいぶん短く感じる。何より「RIDE ON TIME」が地味に感じた。重低音のリズムを細かく刻むサウンドは「SPARKLE」の派手さを感じない。そして背景の舞台セットに登場した青空の色がくすんで見えた。曲も舞台も生でないと爽快感が感じられない。しかめっつらして聞くものじゃなく、とくにこの曲は生で体感しないとその良さがわからない。SWEET LOVE SHOWER では聴きごたえがあった。ここでガラパゴスの正体、独特のコンサート作法が明らかにされる。

「山下屋っ!!」

 大宮のお客さんの粋なかけ声に照れる姿が見ものだ。


 15、さよなら夏の日 (2010.8.14 石狩湾新港樽川埠頭横野外特設ステージ)


 会場に詰めかけた女性を映し出しすぎかとも思うが、野外でこの曲を聴くと感激に浸る気持ちはわかる。山中湖でも泣いてる女の子がいたからなあ。達郎さんはボーカリストとしても一級品だ。


 ここでエンドロールを迎え、「YOUR EYES」に乗って(これはCDの音源)過去に収録したコンサート映像の写真が次々出てくる。シュガーベイブの唯一のテレビ出演(ヤングインパルス)も出てきてファンとしてはニンマリする。そして達郎さんが舞台の袖に消えて映画が終わる。


 感想を短くひと言。コンサートのDVDは出す必要がない。とくに「RIDE ON TIME」で感じたが、コンサートでの迫力がどうしても映像では出ない。音はいいけど妙にクリアになりすぎてハーモニーの広がりがやや失せている。言葉にすると陳腐になってしまう興奮は生で体感してこそ本当の感動が得られる。『OPUS』を聴きながら来年のコンサートを待ちましょう。そして、ぜひ体感しましょう。本物の達郎はホールツアーでこそ真の姿を現す。でも、シアターライブはもう1回は見ようかな。


  サンデーソングブックより。今回はディスク3です。


 さて、話が長くなってすいません。えー、そういうわけで、山下達郎ベストアルバム「OPUS」8倍速試聴会、いよいよディスク3に参りたいと思います。


 ディスク3は90年代中期から始まりまして現在まで続きます。えー、みなさまよくご存じのように、90年代はいろいろと活動ができませんで、空白の何年みたいなのがありますが、一生懸命作品は作っておりました。えー、時節柄、そうしたタイアップのオファーがバラード中心になるという、年をとってきますとそうなります。後半はバラード曲がけっこう続きます。それでも自分は一曲一曲が愛着のある曲ばっかりです。


 えー、山下達郎「OPUS」8倍速試聴会、それではディスク3、どうぞ。


  ディスク3 8倍速マスター。


 山下達郎サンデーソングブック、というわけで本日は、今度の水曜日9月26日発売になりますわたくしのベストアルバム『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012~』わたくしの全キャリアを俯瞰した全49曲CD3枚組のご紹介を8倍速でお届けしました。ディスク3の曲目を紹介です。最初は「ヘロン」、アルバム『COZY』に納められておりますが、レコーディングはもうちょっと前なのでこの(最初の)1曲に持ってきました。「世界の果てまでは1995年のベストアルバム『TREASURES』のみに入っているテイクです。それから「ドリーミング・ガール」「ドーナツ・ソング」「いつか晴れた日にと続きます。98年のアルバム『COZY』に収められております。君の声に恋してる」、えー2002年の『RARITIES』に入っております。自分で結構気に入っている曲でありまして。「2000トンの雨(2003 NEW BOCAL REMIXはもともと1978年のアルバム『GO AHEAD !』に収さめられてたんですが、えー、堤幸彦さんの映画『恋愛写真』に使っていただいて蘇りました。2003年NEW BOCAL REMIX。「2000トンの雨」の次の忘れないで」「FOREVER MINEどれも『SONOLITE』、2005年のアルバムに収められております。次の「ずっと一緒さ」「街物語(まちものがたり」「僕らの夏の夢」「愛してるって言えなくたって」、昨年の『RAY OF HOPE』に収められております。どれもシングルでございます。「愛を教えてというラス前は最新曲でございます。ここんとこずっとお聴きをいただいておりましたものでございますが。そしてオーラス「希望という名の光」これで全15曲がディスク3に収められております。


 というわけで駆け足でやってまいりました。えー、時間が無くなってまいりました。ボーナスディスクまでいけませんでした。すいません。今お聴きをいただいておりますのが、ボーナスディスクに入っております「硝子の少年(UNRELEASED DEMO VOCAL)」、「硝子の少年」のカラオケに当時のデモボーカルをいれたものであります。一回、この番組でかけたことがあります。えー、ぜひともCDでお買い上げくださいまして、ボーナスディスクお聴きをいただければと思います。


 今日はもうお時間が無くなってきました。9月26日発売、山下達郎『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012~』3枚プラスボーナスディスク、なにとぞよろしくお願いもうしあげます。時間が無くなりましたので、後はCDでゆっくりお聴きください。ご清聴ありがとうございました。



 リーン これを書いているのは発売当日、9月26日です。昼間は時間が空いたので深夜に働いた疲れを癒すべく午前中は睡眠をとり、昼前におきてのんびりしていました。午後1時過ぎにワーナーミュージックダイレクトから細長い段ボールの荷物が届きました。梱包されていたのは、もちろん達郎さんのベストアルバム、シアターライブのポスターも付いた豪華版でした。


 やっぱり音質がいいです。同じ曲でもリマスターするたびに音に迫力が出ている。とくにディスク1の音がクリアになっている。「DOWN TOWN」のギターのカッティングがきれいに聞き分けられ、「LOVE SPACE」のドラムの音がすぐ近くで聞こえてくるようだ。今日は我慢して最初から聞いたが、1曲1曲アレンジを鮮やかに分けていて一人の人間が作ったとは思えないほどバラエティに富んでいる。時代に迎合することなく自分が作りたい音を作ってきたアルチザンぶりが俯瞰できる。


 実は最近までスタジオ録音をあまり聞かなかった。達郎さんのファンクラブに入会したのはコンサートに行くためで、入ることによってチケットの優待があるだろうと思ったからだ。やっぱりライブはいい。今の達郎さんがうたう「RIDE ON TIME」は迫力がある。それに比べて80年に録音したものは声がやや細くて好きじゃない。でも、山中湖のライブに行った帰りに『GREATEST HIT !』を聴いているうちに不思議と80年録音盤が気に入ってきた。


アオイィ―――ッ!


 と一節響くだけで背筋がとおる。今回のリマスターも音の広がりと達郎さんの声の伸びやかさがよく出ている。昔のレコードの音はどうだったのでしょうね。


 ぜひとも「OPUS」は多くの人に聞いてほしい。今はやりのダンスミュージックや韓流とは違う、和魂洋才の粒よりの音が耳に心地よく入ってくること請け合いですよ。

 リーン 今回は「OPUS」ディスク2へと入ります。



 ♪ サンデーソングブックから



 1983年から93年までの10年分がディスク2に納められております。えー、ムーンレコードというインディーレーベルからワーナーミュージックに移るという80年代から90年代、いちばん働いていた時であります。この時代はアナログからデジタルへとレコーディング方式が変わっております。いろいろと大きな変化があります。ですので、デジタルリマスタリングというものが苦労するんですが、現時点での最大限での最善の努力をはらって今回、全曲、全49曲デジタルリマスタリングしております。それでもまあいろいろと、経年変化によりますマスターの劣化とかですね、生産終了となってしまった旧型の再生装置とか、そういうものの老朽化とかいろいろ苦しめられましたがですね、できるだけのことはしたつもりなんですが、なお除去しきれないノイズとかひずみというのは古いマスターですので、その辺はご了承いただきたいと思います。



 そういうわけで、ディスク2、1983年から93年の10年間の曲から17曲、ディスク2に入っております。山下達郎ベストアルバム「OPUS」8倍速試聴会、それではディスク2にまいりましょう。



  「OPUS」ディスク2 8倍速メドレー



 山下達郎、サンデーソングブック、今週9月26日水曜日発売の山下達郎オールタイムベスト『OPUS~ALL TIME BEST 1975~2012』、これのディスク2の8倍速メドレー、お聴きをいただきました。ディスク2に入っている曲のざっと紹介。トップがまず「悲しみのジョディ―(She Was Crying」、それから「高気圧ガール」「クリスマス・イブ」と続きます。これは1983年ムーンレーベルの第一弾アルバム『メロディーズ』に入っております。「スプリンクラー」は同年のシングルです。84年に入りまして『BIG WAVE』というアルバムからビッグウェイブのテーマ「THE THEME FROM BIG WAVE」、そして「I LOVE YOU…Part Ⅰ」ですね、この2曲であります。



 ここまでがアナログの時代であります。この次の「風の回廊(コリドー」からデジタルになってまいります。「風の回廊(コリドー)」「土曜日の恋人」、これは『ポケットミュージック』に入っているシングルであります。続きまして「ゲット・バック・イン・ラブ」「踊ろよ、フィッシュ」「蒼氓(そうぼう」とこれは1988年のわたくしのアルバム『僕の中の少年』からです。



 いよいよ90年代に入ってまいりました。「アトムの子」「さよなら夏の日」「ターナーの汽罐車」「エンドレス・ゲーム」とそれぞれシングルカットした作品が続きますが、この4曲は1991年のアルバム『アルチザン』に収録されております。「ジャングル・スウィング」は1993年のシングルであります。シングルオンリーで、後のベストアルバム『トレジャーズ』今から17年前の1995年のアルバムに入っております。ラストは「おやすみ、ロージー-Angel Babyへのオマージュ-」という、もともとは鈴木雅之さんに書き下ろした曲ですが、自分で好きでですね、ライブで演ってる、ライブボーカルとスタジオレコーディングカラオケをくっつけた寝技のやつですが、おやすみロージー、全17曲ディスク2でございました。



 えー、本日の山下達郎サンデーソングブックは9月26日発売、山下達郎オールタイムベスト『OPUS~ALL TIME BEST 1975~2012』から3枚のディスクを圧縮しました8倍速試聴会と題してお届けしております。お知らせを挟みまして、ディスク3、ボーナスディスクへと続きます。


 (CM)


 リーン ここでJA共済のCMが入り、続いて達郎さんが業務連絡、と呼ぶ告知のコーナーが流れます。雑誌ピア、『日産 あ、安部礼司』の出演、笑福亭鶴瓶さんが出演する「OPUS」の告知CMなどが説明されます。鶴瓶さんとは1976年当時に行った地方プロモーションで最初に出会ったそうです。東海ラジオの『ミッドナイト東海』でステテコ一丁で出演していた、と達郎さんがその当時の鶴瓶さんの姿を懐かしそうに話していました。ソロとして出発したころからの長い付き合いなのですね。26日から放映される鶴瓶さん出演の爆笑CM、楽しみですね。このコーナーの文字起こしは割愛させていただきます。次回はいよいよ2000年代に入って来ます。

 

 リーン 理屈抜きでいってみましょう。サンデーソングブック9月23日放送分の紹介です。


  サンデーソングブック


 みなさんこんにちわ、ご機嫌いかがでしょうか。山下達郎です。毎週日曜2時からの55分間はわたくし山下達郎がお送りいたしますサンデーソングブックの時間であります。TOKYO-FMをキーステーションといたしましてJFM全国38局ネットでお届けしております。



 昨日は秋分の日でございます。えー、いよいよ、あの、残暑のきつかった、だんだん朝夕が涼しくなって秋の気配が漂ってまいりました。えー、いろいろと台風が来たりですね、たいへんでございます。国際情勢もなかなか予断を許さない、近くのあれ(尖閣に端を発する中国のことでしょうか)が予断を許さない、内憂外患、というものなんですが、そんなことも知らずに政治屋のセンセーたちは何だか知らないですが代表選だのですね、そんなことやってる暇があるのか、やることたくさんあんのに、……こういうこというとまた怒られますが、ま、それはそれとして。



 えー、わたくし、いよいよ、今週の水曜日、9月26日にベストアルバム、えー、しかもわたくしの今までの全キャリアを俯瞰したオールタイムベスト、すべての活動、レーベルを集大成しましたオールタイムベスト『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012』、いよいよ今週の水曜日に発売となります。えー、もういろいろと取材をやっておりましたので、ネットを中心に出ていることと思います。えー、この番組で、どうしよかなあと、なんつっても、49曲もありますので5曲や7曲を紹介してもしょうがない。まあ、どうしようと困りましたがですね、パッと電気がつきました(ひらめいたっていえばいいのに)。そうだ、全部かけちゃえ!! えー、メドレー形式でですね、全部をお聴きをいただこう。一口づつ。題しまして今日はですね、全3時間半に及ぶ奴をこの55分番組に詰め込もうというので、えー、では駆け足でいってみよう。今どきのCDアルバムのようにですね倍速でいってみよう。えー、今日は山下達郎オールタイムベスト「OPUS」8倍速試聴会と題しまして、えー、ディスク1、2、3、3枚組のCD、それからボーナスディスクもありますが、これをですね、おのおの9分から10分の間にですね、えーっと、マスターエディットといいますが2トラックの完成したマスターをつなぐという非常に原始的な方法なんですが、今のDJの方はばかばかしくてやらないような方法ですけど、えー、でも昔は流行った方法でございます。それを曲順にマスターエディットに並べまして、8倍速ぐらいの短さでメドレー形式で一挙にお聴きをいただこうと、なかなか面白い企画かなと、えー、その間にいろいろと御託をお聴きをいただきながら、そういうわけで今日は、山下達郎「OPUS」8倍速試聴会と題しまして、えー、お届けをしたいとおもいます。いつもの最高の選曲、最高の音質、というところからはちょっとはずれますが、なんつったって自分のベストアルバムですから、今日はベストアルバムの紹介でございます。えー、間にはまたプレゼントの告知、業務連絡などいろいろさせていただきたいと思います。



 なので今日は、えー、この頭の一曲もありません。えー、さっそく、お知らせを挟んで、始めてみたいとおもいます。



 (CM)



 山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック、というわけで、今日はいよいよ今週の水曜日、9月26日に発売になりますわたくしのすべてのキャリアをまとめましたオールタイムベスト『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012』の発売でございますので、えー今日は番組でですね、なにをやろうか考えましたが、えー、ひとつ全曲を駆け足でお聴きをいただこう。

 

 題してですね、



 山下達郎オールタイムベスト「OPUS」8倍速試聴会。



 1枚のCDが70数分でございますのでそれを9分から10分程度のものに圧縮いたしましてですね、8倍速で駆け足でお聴きをいただこうというすごい企画でございます。

  そろそろ、いろいろなところで、特にネットでですね、取材や紹介記事、だいぶ出始めてまいりましたので、そういうところで御託はずいぶん、ご覧をいただいているとおもいますが、それでも一応まあ、自分の番組ですのでね、パッパッと手短にご紹介をしたいとおもいますが。えー、お陰様でここ数年、レコード、ライブともに順調に活動できておりますので、その勢いに乗じて、というわけでございます。えー、一番この時期にベストアルバムを出したいと思った理由はですね、CDというパッケージメディアがそろそろ終焉を迎えそうな雰囲気が出てきております。えー、アメリカなんかはCDの工場を閉鎖するという情報もあります。そうしたCDパッケージがちゃんと市場に出回って市場がきちっと機能している間にきちっとしたかたちでですねCDのベストアルバムを作っておこうと、いうのが一番の動機です。本当は2、3年早くやりたかったんですけれども、結果的にまあ、2012年でよかったというところもあります。



 えー、わたくし、シュガーベイブのメンバーとしてレコードデビューしたのが1975年、以来37年間、ソロシンガーとなりして35周年を迎えます。えー、その37年のキャリア、すべてのレーベルを集めました。CD3枚組、全49曲、3時間半を超えるランニングタイムであります。えー、今回のベストアルバム『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012』、えーベストアルバムですので基本的にはベストヒット集といいましょうかシングル中心の選曲であります。文字どおりわたくしの代表曲が詰め込んでございますけど、なにせ37年分で、200曲をこえるものからのセレクトですのですべてを網羅することは到底できておりません。涙を飲んでカットせざるをえない曲もたくさんございます。えー、そんな、49曲をですね、なんかセレクトしてかけようというのもつまんないので、じゃあ、全曲いってみよう、こういう場合にやるのは、マスターエディットといいまして古い手法なんですが、セレクトされた曲順どおりにですね1曲1曲つないでいくという手法であります。これをディスク1、2、3とパート1、2、3、と分けてお聴きをいただくことになります、本日は。



 さっそくいってまいりましょう。ディスク1でございますが、えー、わたくしがシュガーベイブでデビューしてからナイアガラ、それからRCA、AIRレーベル、1975年から82年までの作品をディスク1に納めてございます。全17曲でございます。えー、山下達郎「OPUS」8倍速試聴会、ディスク1、どうぞ。


 ♪ 「OPUS」 ディスク1 8倍速メドレー


 山下達郎サンデーソングブック、本日は今週の水曜日、9月26日に発売になりますわたくし山下達郎のベストアルバム、37年間のキャリアをすべて網羅しましたオールタイムベストアルバム『OPUS~ALL TIME BEST 1975-2012』、CD3枚組、初回限定ボーナスディスク付きCD4枚組、これのディスク1からメドレー形式でお聴きをいただきました。題して、山下達郎オールタイムベスト「OPUS」8倍速試聴会、ディスク1でございました。えー、ただいまのディスク1の収録曲、ざっといきますね。17曲ありますので。「DOWN TOWN」「雨は手のひらにいっぱい」、シュガーベイブのレパートリーです。「パレード」、これはシュガーベイブのレパートリーでしたけれども、ナイアガラトライアングルという、大瀧詠一さんと伊藤銀次さんとわたくしの3人のアルバムに入っております。ソロ作品として出ました。その次が「WINDY LADY」、ここからソロになります。えー、ファーストアルバムの『CIRCUS TOWN』でございます。これもシュガーベイブのレパートリーでしたけれども、ソロアルバムの『CIRCUS TOWN』に納めました。その次が、LOVE SPACE」と「SOLID SLIDER」と続きますがセカンドアルバム『SPACY』に入っております。続きまして、「PAPER DOLL」「LET’S DANCE BABY」「BOMBER」「潮騒(THE WHISPERING SEA)」と、この4曲は78年の『GO AHEAD !』というアルバムにはいっております。その次が、「FUNKY FLUSHIN’」「愛を描いて-LET’S KISS THE SUN-」この2曲は『MOONGLOW』に入っております。お次はみなさまよく御存じの「RIDE ON TIME」、アルバム『RIDE ON TIME』から1曲しか入れることができませんでした。「いつか(SOMEDAY)」とか「夏への扉」入れたかったんですけれども、時間がもうパッツンパッツンでダメでした。えー、ラストの4曲は「SPARKLE」「LOVELAND , ISLAND」、これは『FOR YOU』でございます。「あまく危険な香り」はRCA/AIRイヤーズレーベルの最後のシングルでございます。ラストの「YOUR EYES」も『FOR YOU』に納められている1982年の作品であります。


 以上17曲、えー、ディスク1から8倍速でお聴きをいただきました。


 このディスク1の時代はすべてアナログであります。ディスク2になりますとアナログからデジタルへ変わっていくというそういう時代でございます。