ソチ五輪代表の吉田知那美がロコソラーレ北見でプレーするということが公表された。なかなか情報がわからずやきもきしていたが日本代表を狙えるチームに加入したことが分かってホッとした。
カーリングの日本代表レベルを競う女子チームの概要がだいたいわかってきた。今年の7月18日から21日に北見市で行われるアドヴィックスカップ(男女混合)の出場チームが発表された。女子で出場するのは、
北海道銀行フォルティウス
ロコソラーレ北見
中部電力カーリング部(同好会!?)
札幌学院大学
以上4チームである。このうち札幌学院大学は9月のパシフィック選手権日本代表選考会には出場しないので、今回は決定戦に出場するロコソラーレ北見と中部電力について書くことにする。
1、ロコソラーレ北見
北海道のチームでフォルティウス以外で日本代表になれる実力があるのは、現時点ではこのチームだけ。ここに吉田知那美が加入したのはやはり五輪に出場する可能性を考えれば最も現実的な選択をしたということか。妹の夕梨花選手もいるだけに姉妹が同じチームでできることはきっと喜ばしいことだ。
このチームはスキップ本橋麻里の“ワンウーマン”チームの印象が強く、彼女の出来不出来がそのまま成績に直結する。しかも、昨年のシーズンに選手が一人脱退しているのがマイナスで、チームをまとめる手腕に疑問符はつく。五輪経験者が加入することで本橋がうまくまとめあげることができるか。
でも、フォース本橋、サード吉田(知)、という組み合わせうまくいくんだろうか。いっそのこと、姉妹で作戦を立てたら面白いのでは?
2、中部電力カーリング部
気になるのは、中部電力のHPからカーリング部のサイトを覗いても白紙状態なこと。大会結果や選手のプロフィールもまったく表示されない。これは部活ではなく同好会としての縮小を余儀なくされたということだろうか。今までチームのコーチを務めていた長岡はと美氏(男子のSC軽井沢クラブのコーチは継続)が指導から外れ、部長だった方がコーチをされるようだ。チームの活動方針のゴタゴタでなければいいのだが、20代前半の若い選手たちの気持ちの持ち方が心配だ。
3月の日本選手権開催中にサードの市川美余が寿退社することが報道され、翌4月に市川と皮フィフスの佐藤美幸が退部し競技の第一線から引退することが公表された。彼女たちはこの部を作った生え抜きで、この二人が抜けることは残された選手にとっては不安だろうし、スキップの藤澤五月への重圧が増すことは間違いない。新加入の選手は臼田高校の北沢育恵、日本選手権では、TeamKARUIZAWA(高校生と小学生の混成チーム!!)を率いて、フォルティウス相手に途中まで4-2とリードしたことで話題になった。4月の長野県選手権でも、選手の入れ替えがあっても優勝しているので、おそらく将来性もあって実力も一般レベルでも上のレベルなのだろう。彼女の加入はおそらくチームのプラス材料だ。
サードを誰が務めるのかがポイントだが、チームの活動状況も含めてすこし不安な船出と見える。
総括すれば、ロコソラーレは本橋の統率力が常に問われ、中電は外的要因などによる若いチームの精神的な強さが求められている。ただ、いずれにしても競馬でいえば対抗、という評価が妥当なところではないだろうか。
補足
札幌国際大の卒業メンバーの内、井田莉菜、石垣真央、石山奈津子、が9月の代表選考会に出場するためクラブチームを結成するとスポーツ報知で報道されたが、7月の大会にもエントリーしていないし、加入する選手の情報も聞こえてこない。はたしてシーズンに間に合うのだろうか。