ソチ五輪 カーリング女子 日本VSデンマーク | リーンのガラパゴスサロン~趣味や娯楽の広場

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 日本時間で2月12日午前0時、現地時間2月11日19時、韓国戦と同日の夜に行われた対デンマーク戦は8-3で日本がコンシード勝ちを収めた。今回出場しているTeamニールセンには五輪最終予選前に行ったカナダ遠征でも勝っていたため、日本としてもそれほど硬くならずに試合ができたのではないか。フォルティウスの面々も1試合目より落ち着いて試合をしていた。インフルエンザに罹患した小野寺佳歩の代わりにセカンドに入った吉田知那美の表情が柔らかくなり、ドローショットやカムアラウンドがよく決まっていた。小笠原歩が組み立てる作戦も第4エンドでもガードに置くショットを要求していたりと、とにかく攻撃的に試合を進めていた。相手がすでに2敗していたこともあり、第2エンドでビッグエンドになりそうなところをスチールしてから流れが日本に傾き、そのまま逃げ切ってしまった。


 この試合でも感じたのは、やはりフォースの小笠原とサードの船山弓枝の強力な信頼関係がチームの推進力になっているということだ。


 小野寺の離脱。


 ほとんどやったことがないポジションで初の国際試合に臨む吉田。


 そして、韓国に敗れる。


 数々の負の条件が日本チームに覆いかぶさっていた。


 チーム結成からわずか3年、国際経験も無きに等しいなかで勝つのはかぎりなく可能性が0に近い。バンクーバーに出場したチーム青森は近江谷杏奈の不調をチームが支えることができず後半にずるずると連敗を重ね、ソチ五輪最終予選の日本代表決定戦での中部電力は目の前に迫った五輪出場へのプレッシャーに襲われミスを重ねた。この2チームとフォルティウスの違いは、


 年齢が30代を迎えたベテランがいる


 ということだ。外国のチームでは当たり前のことが、日本では環境などの理由で20代で引退を選ぶ選手が多かった。人生経験がそのまま反映されるカーリングでは、結婚、出産などの出来事が


「あの出来事に比べれば、カーリングのミスなんてどおってことない」


 と、開き直りを生むことになる。ましてや、北海道ではカーリングを続けられず、急行ハマナスに乗って青森に行き、地元から選手を呼び寄せてチームをつくり五輪を目指すという過酷な経験を手を取り合って乗り越えてきた小笠原と船山の胆の座りっぷりが若手をのびのびプレーさせる結果につながった。日本が今まで持ちえなかった


 ベテランの精神的支柱


 という武器がチームを立ち直らせた。インフルエンザにも負けないフォルティウス、応援市街のあるチームだ。次は地元ロシアとの対戦。観客席からの大声援を静まり返らせることができるか?