気候がよかったので、有酸素運動を兼ねて久しぶりにお寺参りをしてきました。
場所は大阪の南部・和泉市にある西国三十三所第4番札所・施福寺。
ざっくり言うと大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈の大阪側にあるお寺っていう認識です(ざっくり過ぎ?笑)。
最寄り駅は泉北高速鉄道・ 和泉中央駅あるいはJR・和泉府中駅。
今回はJR和泉府中駅から歩きました。
前半はほぼ街歩きでした。閑静な住宅街。後半は山に差し掛かって急な坂道を登ることになります。ただお寺の山門まではずっと舗装された道路です。
とはいえ電車や車が整備される以前のいにしえの参拝者は、第3番札所・粉河寺から山越えで訪れていたのでしょうから、このくらいは歩けないといけないんだろうなぁ。
なんて軽い感覚で今回のルートを設定したら案の定、後半はかなりしんどい思いをしました笑。
特に下記にもある山門下の駐車場からのラスト30分は急峻な山道。
「本堂(標高475m辺り)に至るには標高280m辺りの駐車場から約1キロメートル(約30分から40分の登山)もの急峻な階段を登らなければならない。西国三十三所のなかでも厳しい参道として知られる。槇尾山付近のハイキングを兼ねた参拝者が多く見受けられる。」(Wikipedia)
到着!
多くのお寺ではご本尊は秘仏になっている場合が多いです(何年かに一度ご開帳される)。
前回の粉河寺のご本尊なんかは「絶対秘仏」で、ご開帳もなく、お寺の住職さんでも見たことがないそうです笑。
そんな中、施福寺は33カ所ある西国霊場のうち6つしかない常に拝観できるありがたい観音様です。
西国三十三所で会える六観音を解説!ご開帳スケジュールも。:
しかも撮影も可ということでありがたく撮影させていただきました。
お寺のご本尊は中央の弥勒如来。西国三十三所の札所本尊はその左手の十一面千手観世音菩薩。
十一面千手観世音菩薩:
後堂には馬頭観音坐像が安置されています。足腰を守る観音様で、足の裏を見せている日本で唯一の馬頭観音だそうです。
馬頭観音は一般に頭上に馬頭を乗せ、憤怒の表情をしているのが特徴。これは怒っているのではなく必死の形相と捉えられます。
交通事故など我が子が危険な目に遭いそうな瞬間、親御さんは必死でそれを防ごうとする。そんな時の表情であり、必死で衆生を救済しますよ、という意味が込められているそうです。
パネルに書いてある仏像の説明に「アデノシン三リン酸(ATP)」が出てくるとは思いもよらなかった笑。
「足は第二の心臓ともいわれ、(中略)体内のミトコンドリアと「ATP」とが結び付き、生命力アップ、スタミナアップになるという研究結果があり……。仏教の生命感がわかりやすく説かれている、足腰を守り健康長寿の観音様です。」
帰りはオレンジバスで帰りました。
オレンジのイラストが描かれているマイクロバスです。
およそ1時間に1本しかありませんので時間には注意。本堂で気が付いたら次の発車時刻まで15分しかありませんでしたので、大慌てで駆け下りました。ギリギリ間に合った!良い子と良い年配の皆さんはマネしないでね笑。
このバスで槙尾中学校前まで行き、そこで南海バスに乗り換えて和泉府中駅まで戻りました。
電車・バスで「向かう」場合にはこの逆のルートになります。
和泉府中駅または和泉中央駅下車→南海バスに乗り槙尾中学校前下車→オレンジバスに乗換え終点で下車→山頂の本堂まで徒歩約30分
Reliveでルートを振り返ります(59秒)。
過去の参拝記録:
第1番札所・青岸渡寺:
第2番札所・紀三井寺:
第3番札所・粉河寺:
施福寺公式サイト:





















